2007 Fiscal Year Annual Research Report
長寿と生活習慣-岐阜生活習慣調査・介入プロジェクト-
Project/Area Number |
16300220
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Research Institution | Gifu University |
Principal Investigator |
森田 浩之 Gifu University, 大学院・医学系研究科, 准教授 (90252147)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石塚 達夫 岐阜大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (20108070)
宇野 嘉弘 岐阜大学, 大学院・医学系研究科, 准教授 (70293553)
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Keywords | DHEA-S / 長寿 / 食事解析 / 栄養調査 / 運動調査 / アディポネクチン / 栄養解析ソフトウェア / 高齢者 |
Research Abstract |
1)新たな食事解析ソフトウエア開発 株式会社システムアンサー・岐阜女子大学家政学部と共同で、デジタル食事写真から栄養素を推定するソフトウエアを開発し、ほぼ完成した。今年度は、多くの食事メニューを実際に作り、デジタル写真で撮影し、その画像面積と食事重量データの関連付けを行い、食事を塗りつぶすと、エネルギーを始め各種栄養素が累積計算されるものである。これによって、食事解析がかなり効率的に行えるようになった。将来的には、市販化を目指したい。 2)食物繊維のメタボリックシンドローム改善効果 森永乳業株式会社とイセット株式会社との共同で、岐阜県高山市国府地区において、食物繊維高含有流動食か通常の流動食のどちらかを6ケ月間内服してもらう無作為介入試験を25名のメタボリックシンドローム患者に対して、健康診断での血液検査や身体計測を主たる評価項目として行った。健康診断は計3回行い、現在結果の解析中である。 3)在宅健康管理システムの有用性の検討 自動血圧計と心電計を含む在宅健康管理システムの有用性を検討するために、利用者と非利用者とで健康診断での血圧の変動の他、体重、血清脂質、耐糖能を検討したところ、降圧薬の服薬や年齢・性などで調整しても、利用者において血圧にのみ有意な低下が認められた。この結果から、この在宅健康管理システム自体に血圧降下作用があり、一方、血清脂質や耐糖能に関しては改善効果がないことが判明した。
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Research Products
(3 results)