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2006 Fiscal Year Annual Research Report

高次思考能力の育成をめざす授業設計法と評価に関する研究

Research Project

Project/Area Number 16300277
Research InstitutionKansai University

Principal Investigator

黒上 晴夫  関西大学, 総合情報学部, 教授 (20215081)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 久保田 賢一  関西大学, 総合情報学部, 教授 (80268325)
堀田 龍也  メディア教育開発センター, 研究開発部, 助教授 (50247508)
中川 一史  金沢大学, 教育学部, 助教授 (80322113)
木原 俊行  大阪市立大学, 大学院・文学研究科, 助教授 (40231287)
加藤 隆弘  金沢大学, 教育学部, 助教授 (10324063)
Keywordsグラフィック・オーガナイザー / ルーブリック / シンキング・スキル / 科学的思考力
Research Abstract

思考力育成のプロセスとして、アイデアを図式を用いて表出させてから再構成するグラフィカル・オーガナイザーを収集し、その利用方法について実際の授業記録を元に検討した。昨年度資料収集をしたThinking Mapsをより一般化したような図式である。
ここでは思考をスキルと考え、さまざまなパターンを用いて、例えばアイデアがまとまった文章に組み立てられていくプロセスをリフレクションさせながら、そのプロセスを内面化することをねらっている。そのパターンを、昨年度からとりくんできたルーブリックを用いた授業設計における「思考要素」と連動させることによって、「どのような思考を期待するか」と「それをどのように実現するか」をつなぐストラテジーの候補として準備することができると考えられる。
ルーブリックによる授業設計については、現場における検証を重ねている。その中で、思考ルーブリックの評価語の難解さが問題になったため、全評価語を見直し、妥当な表現に書きあらためた。最終年度ではこれをもとに、実践者を広げながら、ルーブリックが授業展開に与える影響や、学習者に与える影響について調査を行う予定である。
一方で、科学的思考力を育てるための方策を探るために、NASAが学校を指定して支援している科学教育プログラムについて視察を行った。ここでは、実際の宇宙につながる具体物を持ち込み、多様な体験を通して科学に興味を向けさせ、考えさせるプログラムが開発されており、それらが指導要領と連動する形で提供されていることがわかった。また、その実践が継続的に行われており、それを可能にする組織形態についても資料が集まった。今後、日本の科学教育プログラムと比較し、何が参考にできるか、検討を進める予定である。

  • Research Products

    (5 results)

All 2006

All Journal Article (5 results)

  • [Journal Article] ルーブリックと授業ストラテジーの関連についての検討2006

    • Author(s)
      黒上晴夫, 内垣戸貴之
    • Journal Title

      日本教育研究協議会全国大会発表収録 研究収録CD-ROMに収容

      Pages: 2

  • [Journal Article] ルーブリックからデザインする授業-第4学年国語科での新聞制作活動を通して-2006

    • Author(s)
      三宅貴久子, 深井美和, 黒上晴夫
    • Journal Title

      日本教育研究協議会全国大会発表収録 研究収録CD-ROMに収容

      Pages: 2

  • [Journal Article] ルーブリックからデザインする算数・数学2006

    • Author(s)
      管健二, 上村孝直, 黒上晴夫他
    • Journal Title

      日本教育研究協議会全国大会発表収録 研究収録CD-ROMに収容

      Pages: 2

  • [Journal Article] ルーブリックからデザインする社会科の授業2006

    • Author(s)
      石井芳夫, 管原弘一, 稲垣忠他
    • Journal Title

      日本教育研究協議会全国大会発表収録 研究収録CD-ROMに収容

      Pages: 2

  • [Journal Article] 子どもに学習の到達基準を意識させるたえの教授ストラテジーに関する研究2006

    • Author(s)
      坂田薫志, 三宅貴久子, 黒上晴夫
    • Journal Title

      日本教育工学会研究集録 JET06-6

      Pages: 15-20

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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