2006 Fiscal Year Annual Research Report
学校教育・社会教育における地理情報システムの利用に関する研究
Project/Area Number |
16300295
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Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
伊藤 悟 金沢大学, 教育学部, 教授 (20176332)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
井田 仁康 筑波大学, 総合人間科学研究科, 助教授 (20203086)
鵜川 義弘 宮城教育大学, 教育学部, 助教授 (20232803)
秋本 弘章 獨協大学, 経済学部, 助教授 (90327015)
谷 謙二 埼玉大学, 教育学部, 助教授 (40323381)
村山 祐司 筑波大学, 生命環境科学研究科, 教授 (30182140)
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Keywords | 地理情報システム / GIS / 学校教育 / 社会教育 / 生涯学習 / 地理教育 / 環境教育 / 教育GIS |
Research Abstract |
本研究の目的は、教育分野における地理情報システムの有効性と活用方法を具体化することにある。このため(1)「教育GIS(GISの教育利用)の理論的検討」、(2)「GISシステム等の整備」、および(3)「海外の先進事例調査」を行うとともに、それら通じて(4)「GISカリキュラムの開発と提供」を試みる。本年度の作業は次の通りであった。すなわち、 (1)「教育GISの理論的検討」については、従前から続けてきた「教科書」や「学習指導要領」等の文献検討のみならず、教育現場(および教員)との交流かち検討をはかった。 (2)「GISシステム等の整備」に関しては、携帯電話の普及やGoogle Map/Earthのサービス開始なども考慮しながら、従前から進めてきた教育用GISの開発深化をはかった。 (3)「海外の先進事例調査」では、従前から行っている米国に加え、欧州での調査を行い、ここ数年間の欧州における教育GISの急速な拡大内容を把握した。 (4)「GISカリキュラムの開発と提供」については、本研究プロジェクトが18年度より後半の研究期間に入るため本格的な取り組みを開始した。具体的には,教育現場におけるGIS利用実践の生成・蓄積をはかることが必要と考え、小学校から高等学校までの学校種別ごとに分担しながら、19年度に実験・研究授業等を各学校で行うべく準備を進めた(一部は既に実施)。 なお、18年度は年度前半と後半の2度にわたって、全体研究会を開催した。1度目は19年度までを見通した研究計画について相互に意見交換や調整を行った。第2回研究会では、1年間の進展や成果について相互に検証を行った。また、19年秋のGIS学会では、今後各学校で行う研究授業の報告を含め、本研究の成果を同学会で積極的に公表することを決定した。
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