2006 Fiscal Year Annual Research Report
ケイパビリティ・アプローチの定式化に基づくグローバルな福祉保障システムの構想
Project/Area Number |
16330055
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
後藤 玲子 立命館大学, 大学院先端総合学術研究科, 教授 (70272771)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
立岩 真也 立命館大学, 大学院先端総合学術研究科, 教授 (30222110)
松井 暁 立命館大学, 経済学部, 教授 (90238931)
重森 臣広 立命館大学, 政策科学部, 教授 (50235529)
吉原 直毅 一橋大学, 経済研究所, 助教授 (60272770)
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Keywords | ケイパビリティ・アプローチ / 新しい経済学 / 複層的公的扶助システム / 基本所得 / ミニマム保障 / 公的扶助の意味 / コミュニティ事業と社会福祉 / グローバルな福祉保障 |
Research Abstract |
1.各国の福祉や国際機関の動向に関する研究者との連携を活性化した(『世界の社会福祉年鑑』の編集委員・執筆者を中心に).12月17日に,タイを中心とするアジアの福祉研究者である萩原康夫氏を招聘し,「現代日本における貧困・剥奪・社会的排除その1」研究会をもった. 2.京都市近辺の生活保護・福祉・貧困・社会的排除に関する学会・研究者・弁護士・ケースワーカーらとのネットワークをつくりはじめる(「Kyotoリサーチ」発足).上記の研究会に,椎野(棟居)徳子氏を招聘して「生活保護制度をめぐる諸問題〜高訴訟の経験から」という報告を受けた. 3.Philippe Van Parijs(ヴァン・パリイス,Real Freedom for All : What (if anything) can justify capitalismの著者)を招聘した.本年7月7日(金).立岩真也氏,Paul Dumouchel氏,吉原直毅(一橋大学),院生の協力を得る.立命館人文研とも連繋した. 4.Philippe Van Parijs, Real Freedom for All : What (if anything) can justify capitalismの訳出,Amartya Sen, Rationality and Freedomの訳出作業を進めるとともに,プロジェクト演習で検討会をおこなった. 5.2007年3月24・25日,新領域センタープロジェクト「争点としての正義」,言語文化研究所と連携して,先端国際コンファレンス「Social Justice & Multiculturalism(社会正義と多文化主義)」を開催した."Measurement of the Standard of Living based on the Theory of Functionings : Southern California as a Natural Laboratory"(University of California, Riverside主催国際コンファレンス,2006年6月3日-4日)への参加・報告. 6.International Political Science Association学会(福岡,2006年7月11日-14日)への参加・報告.10.Human Development & Capability Association (HDCA,2006年8月31日-9月2日)への参加・報告.
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Research Products
(10 results)