2004 Fiscal Year Annual Research Report
世界各国の中小・中堅企業にみる成功するビジネスモデルの発見と理論化
Project/Area Number |
16330074
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | University of Hyogo |
Principal Investigator |
安室 憲一 兵庫県立大学, 経営学部, 教授 (50128782)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
當間 克雄 兵庫県立大学, 経営学部, 教授 (70237048)
山口 隆英 兵庫県立大学, 経営学部, 助教授 (90272096)
出口 竜也 徳島大学, 総合科学部, 助教授 (60237021)
有村 貞則 山口大学, 経済学部, 助教授 (40284236)
四宮 由紀子 近畿大学, 経営学部, 助教授 (90319749)
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Keywords | ビジネスモデル / ケーススタディ / 経営戦略 |
Research Abstract |
ヨーロッパ、北アメリカ、中国、東アジア、および、日本において、成功するビジネスモデルを発見するために、新しい形態のビジネス、あるいは、ビジネスとして形を成し始めた事業を営む経営者にインタビュー調査を実施し、様々なビジネスモデルの探索を行った。地域的な広がりだけでなく、バイオケミカル、バイオメディカルといった最先端の科学と関わるビジネス、アルコールや工芸品といった伝統的な知識に基づくビジネス、ホテルサービスや滞在型医療サービスの新しい形態、農業を基盤にしたビジネスなど多岐にわたる分野についてのケース収集を行った。これらのケースを活かして、次年度は、ビジネスモデルのケース集とビジネスモデルの分類を行う予定である。 上記の活動にあわせて、安室と山口は、ビジネスモデル分析の理論構築に向けて、10月以降、ミシガン大学のAllan Afuah教授(2004) Business Models : A strategic management approach, McGraw-Hillを検討材料に毎週協議を重ねている。我々は、Afuah教授の研究をより進展させる形で、より実用的なビジネスモデル分析の手法を提示できると考えている。これまでのビジネスモデルに関する研究成果は、過去の経営戦略論の研究成果との結びつき、および、実際の分析手法が属人的能力によっている部分があり、これらの点の克服が次年度の課題である。 以上のことから、来年度は、収集したケースの分類とビジネスモデル分析の手法の提示という2つの課題に向けて、研究チームの視点をフォーカスしていく予定である。
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