2005 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
16330175
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Research Institution | Aichi University of Education |
Principal Investigator |
川上 昭吾 愛知教育大学, 教育学部, 教授 (10033896)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大高 泉 筑波大学, 人間総合科学研究科, 教授 (70176907)
堀 哲夫 山梨大学, 教育人間科学部, 教授 (30145106)
戸北 凱惟 上越教育大学, 学校教育学部, 教授 (20018659)
小川 正賢 神戸大学, 発達科学部, 教授 (80143139)
橋本 健夫 長崎大学, 教育学部, 教授 (00112368)
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Keywords | 理科カリキュラム / 科学教育カリキュラム / 理科の授業 / 有意味学習 / 問題解決学習 |
Research Abstract |
3年計画の2年目に当たる本年度は外国調査を主な目的とした。 1 前年度に引き続きカリキュラム検討の視点の明確化を目指した。 科学教育への社会からの要請,教育界からの要請,アジアを含む諸外国の実態,歴史的な展開などについて研究した。 2 理科授業の新しい考え方の検討 有意味学習による問題解決学習の充実策を検討し,発展学習導入の方法を検討した。研究の成果を日本理科教育学会第55回全国大会(鳴門教育大学)で課題研究を企画して発表した。 3 外国調査(訪問) (1)フィンランド ヘルシンキ大学,ユバスキュラ大学,及び小中学校を訪問し,科学教育の実態を調査した。PISAの結果が良いのは,クラスサイズの小ささ,教員の力量の高さ,教員が社会から信頼されていること,過程の教育力の高さなどが関係していることが理解できた。 (2)オーストラリア ヴィクトリア州の中等科学カリキュラムの実態を,州政府関係者へのインタビュー調査,教科書会社編集者・スタッフへのインタビュー調査,中等学校の理科授業観察と教師へのインタビュー調査などで明らかにした。 (3)韓国 ソウル市内の学校の理科教育の実態を調査した。 (4)台湾 科学の優秀生に対する特殊教育についての情報収集と学級見学を行った。 (5)シンガポール 小中学校を訪問し,科学教育の実施状況の調査を行った。 4 外国調査(招聘) ソウル大学教育学部教授Jinwoong SONG氏,韓国科学教育学会会長金範基氏を招聘し,韓国の理数英才教育の現状と課題,韓国理科教育の現状について情報を得た。
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Research Products
(7 results)