• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2005 Fiscal Year Annual Research Report

直線偏光ガンマ線による重水素の光核分解

Research Project

Project/Area Number 16340080
Research InstitutionKonan University

Principal Investigator

宇都宮 弘章  甲南大学, 理工学部, 教授 (00241167)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 秋宗 秀俊  甲南大学, 理工学部, 助教授 (60319829)
芳原 新也  甲南大学, 理工学部, 科研研究員
豊川 弘之  産業技術総合研究所, 計測フロンティア研究部門, 研究員 (80357582)
原野 英樹  産業技術総合研究所, 計測標準研究部門, 研究員 (60302775)
松本 哲郎  産業技術総合研究所, 計測標準研究部門, 特別研究員
Keywords宇宙核物理 / ビッグバン核合成 / 光核反応 / レーザー逆コンプトンガンマ線 / 放射光施設 / 重陽子
Research Abstract

本研究で目的とする、重水素の光核分解の測定を行うため、以下の三種類の検出器を準備した。
1)重水素化液体シンチレータ
重水素光核分解反応のターゲットとして重水素化液体シンチレータ(D_6H_6)をアクティブターゲットとして用い以下に示す中性子検出器と同時計測をおこなう。これにより反応断面積が急激に小さくなる反応閾値近傍での光核分解反応からの中性子とバックグラウンドのS/N比の改善をおこなう。
2)ロングカウンター
ロングカウンターはポリエチレン減速材と^3He比例計数管からなる。このカウンターは低い中性子エネルギー(約0.02MeV)から高いエネルギー(約5MeV)の広い範囲で中性子検出効率をほぼ一定に設計することができるという特徴をもつ。中性子輸送シミュレーションコードMCNPを用いエネルギーに依存しない平坦な検出効率を持つよう綿密な設計を行った。また検出器間の散乱によるバックグラウンドの算定、M1光吸収、E1光吸収の分離の分解能の評価をおこなった。これらのシミュレーション計算に基づき、4台の検出器を完成させ、中性子線源を用い性能評価を行った。18年度は、産業技術総合研所においてより正確に構成された中性子線源をもちい精度の高い校正をおこない、本実験をおこなう予定である。
3)液体シンチレータ
より高い中性子のエネルギー領域(5MeV以上)では、液体シンチレータ(C_6H_6)を用いる。1)のアクティブターゲットとともに同時計測を行い中性子飛行時間を測定し中性子を弁別する。
これらの結果から、18年度に予定されている本実験を遂行するに十分な性能があることがわかった。

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi