2006 Fiscal Year Annual Research Report
超高速CCDカメラによる結晶中の格子欠陥のナノダイナミクスTEM内その場観察
Project/Area Number |
16360310
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
柴山 環樹 北海道大学, エネルギー変換マテリアル研究センター, 助教授 (10241564)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
木下 博嗣 北海道大学, 大学院工学研究科, 助手 (40177895)
坂口 紀史 北海道大学, エネルギー変換マテリアル研究センター, 助教授 (70344489)
江藤 剛治 近畿大学, 理工学部, 教授 (20088412)
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Keywords | 超高速 / 透過電子顕徴鏡 / ナノ材料 / 界面 / 照射効果 / 接合 / 点欠陥 / 複合材料 |
Research Abstract |
平成18年度は、SiC/SiC複合材料の照射欠陥やクラック進展に関して高速観察を行った。更に3ヵ年計画の最終年度としてこれまでの成果を基に総まとめを行った。総合的に評価すると当初の目標に対して実験の進捗が計画通り進まなかったこともあり達成度は70%程度と推測されるが本研究の目的は十分明らかにしたと考えられる。また、ドイツにおいてレーザーを金属固体に照射し高強度な電子を発生させる新しい概念に基づくパルス電子光源の開発がなされた。この電子源を改良し通常の電子顕微鏡の電子銃と交換した新しい電子顕微鏡が米国にて開発され、平成18年9月に札幌にて開催された国際顕微鏡学会にて報告された。既に材料科学のいくつかのトピックスに関して研究がなされており口頭やポスターでの発表があったことから本研究の国際的位置付けが明らかになった。本研究では、一般的な連続して電子を発生する熱電子源及び電界放出電子源を使用しており、画像情報記録媒体側を高速記録型のCCDにすることで超高速化を狙っているのに対し米国の装置は、電子源をパルス化して記録側は通常の記録装置である。つまり、ストロボ的に高速現象をコマ取りして一連の高速現象を理解するという考え方である。しかしながら、ある現象の起点を知るためにはわれわれの方式の方に利点があり国際会議にて今後の展開が期待された。以上、国際的に見ても本研究はこの分野において新しい領域を開拓する研究に位置づけられ今後継続してプロジェクト研究を進めるべきである。また、3ヵ年に渡る本研究を通じて新たな裸題が見つかったことから次のプロジェクトに向けて準備が整ったといえる。
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Research Products
(6 results)
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[Journal Article] Present status of beryllides for fusion and industrial application in Japan2007
Author(s)
Y.Mishima, N.Yoshida, H.Takahashi, K.Ishida, H.Kawamura, T.Iwadachi, T.Shibayama, I.ohnuma, Y.Sato, K.Munakata, H.Iwakiri, M.Uchida
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Journal Title
Fusion Engineering and Designe 82
Pages: 91-97
Description
「研究成果報告書概要(和文)」より
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