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2004 Fiscal Year Annual Research Report

木材粉末のみを素材とした低環境負荷・循環型材料の成形技術の開発

Research Project

Project/Area Number 16360363
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (B)

Research InstitutionKyoto Institute of Technology

Principal Investigator

高倉 章雄  京都工芸繊維大学, 工芸学部, 教授 (40163183)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 山口 克彦  京都工芸繊維大学, 工芸学部, 教授 (90027805)
飯塚 高志  京都工芸繊維大学, 工芸学部, 助手 (60335312)
Keywords材料 / 木材 / 粉末成形 / 高温圧縮 / 新素材 / ホットプレス
Research Abstract

本研究では,木材粉末の固形化・流動のメカニズムを解明すると共に,木材粉末のみを用いた複雑形状部品の成形技術を確立することを目的としている.
木材粉末を用いて複雑形状部品を成形する場合には,金型への充満状況(流動性)とその部分での固形化が重要課題である.本年度は,(1)木材粉末の固形化・流動メカニズムの解明,および,(2)複雑形状部品の成形の可能性と問題点の把握について検討した.
1.木材粉末の固形化・流動のメカニズムの解明:木材粉末の寸法・形状,含水率および金型内の雰囲気(温度,圧力)を変化させて圧粉成形を行い,加圧・加熱・冷却時の木材粉末の形態変化と固形化との関係を調べ,最適な固形化条件を明らかにした.また,最適固形化条件を参考にして,種々の押出し比のもとで押出し実験を行い,木材粉末の流動性と固形化との関連を明らかにした.そして,得られた成形体の硬さ試験,かさ密度測定,曲げ試験,引張試験を行い,これらの機械的特性に対する加工条件の影響を明らかにした.
2.ホットプレスによる小形複雑形状部品の成形:カップ形状の金型を用いてホットプレスを行い,成形条件(圧力,温度,粉末形状等)と粉末の流動状況の関係を調べた.また,成形品の寸法・精度,かさ密度分布および機械的特性を調べた.その結果,カップ形状の成形品のホットプレスを行うためには,金型の形状および粉末の加圧方向が重要であること,および,金型への流動に対しては,木材粉末の寸法と含水率が大きく影響することが明らかとなった.

  • Research Products

    (3 results)

All 2004

All Journal Article (3 results)

  • [Journal Article] 木材粉末の圧粉成形時の力学的特性に関する研究2004

    • Author(s)
      飯塚 高志
    • Journal Title

      平成16年度塑性加工春季講演会講演論文集

      Pages: 301-302

    • Description
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [Journal Article] 木材粉末の成形に関する研究(第9報:ホットプレスによる容器の製造)2004

    • Author(s)
      三木 恒久
    • Journal Title

      平成16年度塑性加工春季講演会講演論文集

      Pages: 299-300

  • [Journal Article] 木材粉末の成形に関する研究(題10報:慣用のプラスチック射出成形機を用いた場合の問題点)2004

    • Author(s)
      三木 恒久
    • Journal Title

      第55回塑性加工連合講演会講演論文集

      Pages: 77-78

URL: 

Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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