2005 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
16380158
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Research Institution | Tottori University |
Principal Investigator |
服部 九二雄 鳥取大学, 農学部, 教授 (00032300)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石黒 覚 国立大学法人三重大学, 生物資源学部, 助教授 (30137244)
小林 晃 国立大学法人京都大学, 大学院・農学研究科, 助教授 (80261460)
高田 龍一 独立行政法人国立高等専門学校機構松江工業高等専門学校, 建設・環境工学科, 教授 (00321472)
村上 章 国立大学法人岡山大学, 大学院・環境学研究科, 教授 (80157742)
篠 和夫 国立大学法人高知大学, 農学部, 教授 (30036751)
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Keywords | 農業水利施設 / 機能診断 / 性能評価 / 耐久性照査 / ライフサイクルコスト / 非破壊試験 / コンクリート製水路 / ため池 |
Research Abstract |
1.中性化及び凍結融解作用を受けるコンクリートの性能評価方法の確立 中性化については,供用開始から数十年を経過した農業用水路コンクリートでの調査結果から,中性化の予測及び診断を行った。凍結融解作用については,凍害による劣化であるスケーリングの評価方法を検討し,あわせて超音波法による凍害診断方法の検討を行った。 2.非破壊試験法の使用条件及び適用限界の明確化と評価指標の確立 超音波法によるひび割れ深さの推定については,ひび割れ深さ推定式の誘導過程及び適用条件を明らかにし,加えて発・受振子の最適設置位置を定めるための条件式を導いた。打音法による土構造物の非破壊検査手法については,打音法を客観的に行う手法の開発と土構造物に適用できる簡便な弾性波による手法を検討した。 3.事例研究を踏まえた農業水利施設の機能診断及び評価手法の構築 ため池堤体の力学特性の経年変化については,不撹乱の堤体サンプルと練り返して密度が同程度になるよう締め固め直した試料について三軸試験を行い検討した。また,6つの異なる性質の底泥を用いて,その物理・化学特性,粘土鉱物の元素量や強度,透水性を調べた。一方,老朽化による漏水により改修工事が行なわれている溜池を対象に比抵抗電気探査を実施し,測定結果から推定される改修部と未改修部の比抵抗分布を比較することにより,対象堤体の遮水性の評価を行った。地盤モデルについては,透水係数の空間不均質性を地盤統計学の一手法であるOBKによってモデル化し,地下水モデルの透水係数分布として組み込んで同定することで,同定解の非適切性を克服する手法を検討した。 4.地域特性を考慮した水利構造物の性能評価指標の確立 ある農業用水路における水路網の分布状況をGISにより把握し,農業用水路のLCC算出に向けての検討を行った。
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Research Products
(12 results)