2007 Fiscal Year Annual Research Report
知の創造を促す組織学習と人材育成-日米企業の比較研究-
Project/Area Number |
16402021
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Research Institution | Tokyo Keizai University |
Principal Investigator |
植木 英雄 Tokyo Keizai University, 経営学部, 教授 (40146981)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
齋藤 雄志 専修大学, ネットワーク情報学部, 教授 (10178486)
宮下 清 首都大学東京, 都市教養学部, 教授 (50239399)
植木 真理子 京都産業大学, 経営学部, 准教授 (20351265)
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Keywords | ナレッジ・マネジメント / 知の創造と共有 / 日米の自動車・情報機器企業 / インタビュー調査 / 日米の管理者 / 統計解析 / 人材育成 / 公開フォーラム |
Research Abstract |
平成19年度の研究実績の概要は、以下の通りである。 本年度は、研究メンバー全員により6回(延べ30時間)の研究会・研究打ち合わせ会議を行い、研究仮説の検討とアンケート調査結果データ(有効回答1106)を統計解析し、検討を行った。また、研究成果の一部を2007年9月8日追手門大学で開催された日本経営学会第81回大会で報告した。なお、統計解析による仮説モデルの検証を補完するために、定性分析を加味する必要があり、本年度は、研究代表者がこれまでインタビュー調査を行ったアメリカにおける主要企業の管理者を9月にフォローアップ調査として再訪問した。本調査では、アンケート調査結果の特徴についてプレゼンテーションを行った後で日米企業間の回答結果(平均値比較)に関する差異とその要因について討論し、当該企業の背景事情を踏まえた質疑・討論も実施した。 また、本研究の海外研究協力者3名(アメリカン大学ムロコフスキー、リノウズ両教授およびチャプマン大学のタグル教授)と面談し、本研究結果についての討論を行い、貴重なコメントを得た。 本研究成果の社会還元と討論による研究上のフィードバックを得る目的から、2007年12月22日に東京経済大学で公開フォーラムを企画・実施した。この公開フォーラムでは、本研究の成果報告「知の創造を促す組織学習と人材育成」を行い、質疑・討論を行った。また、アメリカ側の研究協力者を代表して、チャプマン大学のタグル教授を招聘し、講演と討論を実施した。さらに調査対象企業の中から、3社の代表者を招聘して、各事例報告をして頂いた後で、人材育成のあり方についてパネル・ディスカッションを行い、100名を超す参加者との質疑・応答を交えて活発に討論会を行うことができた。 本年1、2月の打ち合わせ会議・研究会では、本年度の研究課題を検討し、研究成果のまとめ方を討議した。また、研究成果報告書の作成と今後の研究成果の出版化計画について検討した。
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Research Products
(13 results)