2005 Fiscal Year Annual Research Report
東アジアにおける鑑賞教育の現状調査ならびに比較研究
Project/Area Number |
16402044
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Research Institution | Osaka Kyoiku University |
Principal Investigator |
萱 のり子 大阪教育大学, 教育学部, 教授 (70314440)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
神林 恒道 立命館大学, 大学院・先端総合学術研究科, 教授 (80089862)
梅澤 啓一 立正大学, 社会福祉学部, 教授 (80269993)
新関 伸也 滋賀大学, 教育学部, 助教授 (80324557)
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Keywords | 鑑賞教育 / 東アジア / 鑑賞学習 / 書画鑑賞 / カリキュラム / 感性発達 |
Research Abstract |
1 本年度の研究は、平成16年度の調査資料をもとに、どのような視点からこれらを分類し、さらに第2次・第3次調査を行うかの指針を検討することに力点をおいた。当初、前年度に行った日本国内におけるアンケート調査と同様のものを海外調査国(中国・台湾・韓国)において実施するべく用意をしたが、各々の国の教育制度における美術教育や書教育の目的が異なるために、即座に調査することは困難になった。そこで、現状調査・資料収集においては、以下の点を中心にすすめることとした。 (1)国が示す美術教育における鑑賞教育の位置づけ (2)教育課程における書画ジャンルの位置づけと認識 (3)小学校・中学校・高等学校・大学における授業観察 (4)上記の学校間の連携、発達段階に応じた教育課程への認識について (5)学校と美術館の連携の有無、またそれらを生かした授業展開 2 本年度調査を行ったのは、以下の機関である。 (1)中国(西安美術学院、宝鶏市小・中学校、宝鶏師範大学、西安師範大学) (2)韓国(釜山デザイン高等学校、釜山教育大学校、相堂小学校、海江中学校、釜山博物館) 3 上記の現状調査を比較研究へ展開させるため、講師を招いての講演会と研究メンバー企画のシンポジウムを開催した。 (1)講演「東西美学思想交流における中国と日本」陳望衡(中国・武漢大学教授) (2)シンポジウム「東アジアの鑑賞教育を考える」神林恒道・萱のり子・新関伸也 ※なお、本研究は最終年度(平成18年度)に調査内容を総轄する予定ですすめているため、本年度は研究メンバーが個人レベルで成果を公表するための論文執筆を行っていない。
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