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2005 Fiscal Year Annual Research Report

「理科基礎」の発展・継続をめざした科学史活用プログラムの開発

Research Project

Project/Area Number 16500573
Research InstitutionHirosaki University

Principal Investigator

東 徹  弘前大学, 教育学部, 教授 (30132939)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 脇島 修  大阪府教育センター, 教科教育部, 主任研究員 (40132972)
山本 勝博  大阪府教育センター, 教科教育部, 主任研究員 (60250263)
江坂 高志  大阪府教育センター, 教科教育部, 主任研究員 (30150238)
佐藤 昇  大阪府教育センター, 教科教育部, 主任研究員 (70187219)
田辺 久信  大阪府教育センター, 教科教育部, 研究員兼指導主事 (50372123)
Keywords理科教育 / 初等教育 / 中等教育 / 科学史 / 再現装置
Research Abstract

本研究では、初等・中等学校の理科教育のなかで科学史を活用するための方途を、「エレキテル」を中心とした電気領域において探り、実践を行ったものである。
エレキテルは、通常は静電気を利用した装置を指すことが多いが、江戸時代のわが国においては、静電気を利用したもののみならず、誘導電流を利用した装置も含めて、そう呼ばれてきたので、本研究でも、両タイプの装置の活用についての方途を探った。
昨年度までの研究において、装置についての資料調査や簡易装置の設計を終えていたので、本年度は学校現場での活用の可能性を探った。
静電気を利用したエレキテルに関しては、熊取町立熊取南中学校(大阪府)において、文化祭の総合企画「郷土における日本初の電気実験」と題する活動の一環として、生徒らによるエレキテル製作が試みられた。これまで、わが国の理科教育のなかで製作されていない新たなタイプの装置を、同校の教諭らと協力しながら生徒が中心となって製作できるような支援を行った。
また、誘導電気を利用するタイプの装置に関しては、このタイプの装置を製作した佐久間象山の故郷である長野市立松代小学校において、創立150周年の企画事業の一つとして、この装置を使った学習活動がすすめられた。装置の原理や運転の方法を紹介し、体験学習の支援を行った。
上記の二例は、いずれも教科の枠を超えた学習のなかで活用された例であり、科学史を教材として活用する新たな方途を示すことができたと考えるものである。

  • Research Products

    (1 results)

All 2005

All Book (1 results)

  • [Book] ものづくりの源流2005

    • Author(s)
      鈴木一義, 東 徹 他
    • Total Pages
      236
    • Publisher
      トヨタ自動車

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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