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2006 Fiscal Year Annual Research Report

マルチメディア機器を活用した授業記録の有効性

Research Project

Project/Area Number 16500596
Research InstitutionOita University

Principal Investigator

岡田 正彦  大分大学, 生涯学習教育研究センター, 助教授 (30284136)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 大岩 幸太郎  大分大学, 教育福祉科学部, 教授 (90223726)
伊藤 安浩  大分大学, 教育福祉科学部, 助教授 (90284778)
Keywords授業記録 / マルチメディア / 動画 / コンテンツ・オート・クリエイター / 復習 / 補習
Research Abstract

マルチメディアを活用した授業記録を基本的に学生自身が作成し利用する取り組みを通して、学生が積極的に授業に関わり、学習効果を高めることを目標として研究を行った。
授業記録の作成にあたっては、以下の手順で進めた。まず、ビデオカメラによる録画を授業中に行い、学生のノートあるいは担当教員から提供されたレジュメ、学生が発表用に作成した資料などからパワーポイントのスライドを作成し、「コンテンツ・オート・クリエイター(以下CACと略記)」というソフトを用いて動画とスライドを同期させ、学内のサーバーにアップロードして、学内あるいは学外から視聴できるようにした。
ビデオの録画自体はアングルなどを固定して行ったので特に聴講に負担にならなかった。動画の画面では板書などが鮮明に見えないケースが多いこと、音声の録音状態に問題があるケースがあったことなどの問題もあったが、全体的には動画で授業の雰囲気や記憶が再現でき、詳細についてはスライドで確認できるという点で、復習や補習の効果は高いという学生の評価を得た。
課題となったのは、CACでのキャプチャーの作業であった。動画を再生しながら、スライドの切り替えポイントを指定していく作業自体は簡単であるものの、周辺機器の接続が複雑で面倒だったこと、そして何より90分の授業をキャプチャーするためにはあらかじめ切り替えポイントのイメージを作った上で作業する必要があり2時間から3時間を要したことが学生の負担感を強めていた。
授業記録の作成を容易なものに改善するとともに、授業記録作成・視聴の効果について学生に広めていくこと、授業記録を適切に活用する授業設計を教員がしていくことが今後の課題である。
なお、熱心なことで定評のある社会人学生にも授業記録の作成を依頼した。キャプチャーは研究グループで担当した。授業の時にも熱心に積極的に授業に参加していたが、時間をおいて授業記録を視聴することで、授業の再現性が高いこと、違った発見があることなどで授業記録の評価とニーズは高いことが確かめられた。公開授業など正規授業の開放を進める中で授業記録をプログラムとして提供することも考えたい。

  • Research Products

    (1 results)

All 2007

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] マルチメディア機器を活用した授業記録の有効性 -社会人学生を中心に-2007

    • Author(s)
      岡田 正彦
    • Journal Title

      大分大学生涯学習教育研究センター紀要 第7号

      Pages: 9-16

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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