• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2004 Fiscal Year Annual Research Report

九州方言における音便現象とテ形現象の“棲み分け"に関する研究

Research Project

Project/Area Number 16520281
Research InstitutionYamaguchi University

Principal Investigator

有元 光彦  山口大学, 教育学部, 助教授 (90232074)

Keywords九州方言 / 動詞 / 活用 / 音便 / テ形
Research Abstract

本年度は、フィールドワークの実施・資料整理とデータベース化・シミュレーション研究への準備という3項目に関する研究を行った。
まず、フィールドワークに関しては、平成16年11月・平成17年1月に熊本市及びその周辺地域で実施した。これらの調査では、独自の調査票を開発し、利用した。調査内容としては、動詞テ形・タ形の形態音韻論に関する調査が主であった。今回の調査では、諸事情により十分なデータが得られなかった場合があり、今後事前準備等に細心の注意を払う必要がある。
次に、資料整理とデータベース化については、今回の調査で得られたデータを電子化している。これまでの調査で得られたデータを電子化したデータベースに、同様のフォーマットで付け加える形となっている。フォーマット・全体的な整理に関する問題は依然残っているが、今後の課題である。
最後に、シミュレーション研究への準備に関しては、方言データが伝播・変化していくプロセスをシミュレートできる基本的なプログラムを開発した。プログラミング言語としてはMicrosoft Visual Basic. NETを利用した。また、実装するに際して問題となる理論的な研究に関しても開始している。今後は、様々な言語的・社会的な変数をどのように実装していくかが最大の課題となる。

  • Research Products

    (1 results)

All 2004

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] 「海の道」仮説と群仮説-九州西部方言・出雲方言の音韻現象-2004

    • Author(s)
      有元 光彦
    • Journal Title

      山口大学教育学部研究論叢 第54巻

      Pages: 59-67

URL: 

Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi