2006 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
16520373
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Research Institution | Miyagi National College of Technology |
Principal Investigator |
岡崎 久美子 宮城工業高等専門学校, 総合科学系文科, 助教授 (70290690)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松尾 秀樹 佐世保工業高等専門学校, 一般科目, 助教授 (70270379)
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Keywords | 教材開発 / 英語教材 / 高等専門学校(高専) |
Research Abstract |
高等専門学校(以下高専)の学生に焦点を当て、学生に求められる英語力を習得するのに適した英語学習教材の開発のあり方を研究しそれに基づく教材を開発するという目的の下、本年度は以下の調査研究を行った。 1 本研究担当者が過去に開発した教材、及びその開発過程を再検討した。また、先行文献の成果や海外の事例を参考に教材開発のあり方を再検討した。海外協同研究者と意見交換を行った。 2 高専の学生に求められる英語力を把握するために、JABEE(日本技術者教育認定機構1)や編入先大学等が求める英語力の内容を調査した。そして指導ではこれらへの対応に加えて、学生の生涯学習に必須である情報収集の能力や、専門分野に関するプレゼンテーション能力を支える英語力の習得が必要であると考えられた。そこで、研究担当者所属校の専攻科において、学生が自らの問題意識に沿って素材を選定・調査・資料作成し、英語でプレゼンテーションをする授業を展開し、その過程を検討した。また、学生の在学中・卒業修了後の自主学習を支援する必要があると考えられた。そこで、教材開発の過程で辞書の活用を考慮し、従来型の辞書及び電子辞書双方について調査・検討を行った。 3 教材開発の過程を点検しつつ、高専高学年の学生を主たる対象とする教材Science and Cultureを開発した。また、高専高学年及び大学教養課程の学生を対象とするReading Focus of the Worldを開発した。これらの特徴は1)学習者の意見が反映された教材を開発することを目指し、開発の段階から学生の意見を取り入れる試みを行った。素材の選定や解説の執筆に際し、学生の意見を参考にした、2)執筆のみならず、書籍の形をとるまでの編集の全段階で本研究担当者が関与し、教員・学生双方に使いやすいことを意図した、などである。
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Research Products
(8 results)