2005 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
16530283
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Research Institution | Toyo University |
Principal Investigator |
住谷 宏 東洋大学, 経営学部, 教授 (70163061)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮村 健一郎 東洋大学, 経営学部, 教授 (90211599)
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Keywords | 地域金融機関 / 地銀 / 信用金庫 / リレーションシップ・バンキング / 成長戦略 / アンケート調査 / ヒアリング調査 |
Research Abstract |
地域金融機関(地銀、第二地銀、信用金庫)に対するアンケート調査票の原案を作成した。 そのアンケート票の内容が適正かどうか、修正すべき点はないかという視点から地域金融機関に対してヒアリング調査を実施した。ヒアリング調査を実施したのは、北都銀行、千葉銀行、北海道銀行、広島信用金庫、呉信用金庫、大分信用金庫、大分みらい信用金庫、帯広信用金庫、苫小牧信用金庫である。また、これらの一部の金融機関では新型の店舗の視察も行った。新型店舗は顧客とお金に関する相談を重視する店舗でカウンターをなくしたり、相談ブースを多くしたりしている。このヒアリング調査を実施することによって、アンケート調査票は何度も修正された。 また、昨年度のヒアリング調査でも金融庁のリレーションシップ・バンキング政策の影響というものが地域金融機関の行動に反映されていたので、今年度はリレーションシップ・バンキング政策の報告書を精読しながら、この政策の目的・意図を十分に理解しつつもその政策に問題点はなかったのかをマーケティング研究者の視点から分析した。この研究から、今後、地域金融機関が独自の成長戦略と競争戦略を構築することが求められていることが確認された。 アンケート調査の実施は容易であるが、回収率を上げるためには、地銀協会、第二地銀協会、全国信用金庫協会といった機関の推薦状ないし協力があるほうが望ましいので、その調整をしているが、終了していないので、アンケート調査は次年度に実施することにした。
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Research Products
(1 results)