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2004 Fiscal Year Annual Research Report

教材「台形」の授業のための授業タクティクスの分析と評価に関する総合的研究

Research Project

Project/Area Number 16530568
Research InstitutionTokyo Gakugei University

Principal Investigator

河野 義章  東京学芸大学, 教育学部, 教授 (80007377)

Keywords台形 / 図形概念 / 教科書 / 授業タクティクス / 内容分析 / 小学校
Research Abstract

学習指導要領の改訂の前後から低学力論争が盛んになり,国際的な学力調査の結果が発表されたことにより,その勢いが加速した。小学校の算数「台形」についてみれば,台形の図形概念の学習が4年生から5年生に移行し,「台形」の面積を求める公式の学習は,小学校の教科書から消えた。批判をうけた文部科学省は台形の面積の公式を覚えるのでなく,面積の考え方を発展教材として扱うのはよいとの通達をだした。このような議論のなかで,いつ,どんな教材を扱うのか,子どもはなぜ学べないのか,教師の指導のどこを改善すればいいのか等について学術研究をうらづけないままに,発言がなされているのが現状である。
本プロジェクトは,明治以来の小学校の教室で「台形」がどのように指導されてきたのか,教師や研究者はどんな研究を積み上げてきたのか,授業タクティクスについての歴史的評価を行い,現在行われている授業を将来の子供たちのためにバージョンアップするための情報を提供するのが目的である。本年度は3年継続の初年度にあたるため,以下のような仕事をおこなった。
(1)明治以来の小学校算数教科書から,「台形」にかんするページを採集し,歴史的視点からの内容分析の検討の準備をした。
(2)比較文化的視点から教科書の内容分析を行うため,米国,中国,ウクライナの教科書を収集した。特に,米国については,現在使用されている各社の教科書を収集した。
(3)明治以来の,授業の指導案,研究論文,実践報告の採集に着手した。
(4)都内と福島県の小学校の授業観察と事前事後テストを実施した。

  • Research Products

    (1 results)

All 2004

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] 授業実践のために私たちは何を研究したらよいのか-教材「台形」を例にして-2004

    • Author(s)
      河野義章
    • Journal Title

      日本教育実践学会第7回発表論文集

      Pages: 1-4

URL: 

Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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