2006 Fiscal Year Annual Research Report
教材「台形」の授業のための授業タクティクスの分析と評価に関する総合的研究
Project/Area Number |
16530568
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Research Institution | Tokyo Gakugei University |
Principal Investigator |
河野 義章 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (80007377)
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Keywords | 授業タクティクス / 図形概念 / 台形 / 算数 / 小学校 / 授業分析 / 授業評価 |
Research Abstract |
本プロジェクトの目的は,小学校算数の教材「台形」の授業で用いられる授業タクティクスの分析と評価を内外の資料から行うことが目的である。授業タクティクスは,生徒の学習の成立を意図して授業のなかで展開される認知活動であり,それの良し悪しは学習が成立するかどうかに直接影響する。 本年度は3年計画の最終年度にあたるので,別冊報告書『教材「台形」の授業タクティクスの分析と評価に関する総合的研究』の執筆に時間を割いた。この報告書で扱われた主な内容は,以下のとおりである。 (1)図形概念の指導のための基準タクティクスとしてTOCL2007が,これまでの規準をバージョンアップするかたちで完成した。 (2)TOCL2007を使って,明治期の教科書及び,現行の学習指導要領の改訂前後の教科書の内容分析が行われた。 (3)TOCL2007を使って,英国,米国の代表的な教科書の内容分析が行われた。 (4)3人の日本の教師と1人の中国の教師の授業VTRが,TOCL2007を使って分析された。 (5)4つの教室で学んだ児童の学習者特性及び事後テストの成績を分析し比較した。 (6)愛知教育大学で保管されている授業記録目録をもとに,過去の台形の授業の記録を収集した。 本プロジェクトでは,明治以来の台形を扱った教科書,授業記録,研究報告書を採集した。しかし今年度の報告書に反映されたのは,その一部だけである。著作権をクリアーして,残りの資料についても分析と評価をするのが今後の課題であり単行本としての出版を計画したい。
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Research Products
(4 results)