2004 Fiscal Year Annual Research Report
国語科メディア・リテラシー教育における教材ソフト及び指導書の実証的開発研究
Project/Area Number |
16530586
|
Research Institution | Osaka Kyoiku University |
Principal Investigator |
松山 雅子 大阪教育大学, 教育学部, 教授 (50173927)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
土山 和久 大阪教育大学, 教育学部, 助教授 (00273821)
田中 俊弥 大阪教育大学, 教育学部, 助教授 (40252746)
畠山 兆子 梅花女子大学, 文化表現学部, 教授 (50172911)
香山 喜彦 梅花女子大学, 文化表現学部, 教授 (90169657)
|
Keywords | 国語科メディア学習プログラム / 国際比較国語教育シンポジウム2004 / 『自己認識力としてのメディア・リテラシー』 / 指導理論書の開発 / 国語科メディア学習ソフトの開発 |
Research Abstract |
本年度の研究は、以下の三方向でなされた。 1.先行科研(研究課題13680297)で実施したパイロット授業データの第2次読解とデータ処理ならびに国際シンポジウムでの発表。 先行データ755名分から小学校データの抽出・再整理を試み、児童が日常的に既習している動画リテラシーのありようを概観し、「国際比較国語教育シンポジウム-国語科メディア学習プログラムの開発」(2005年12月4,5日、大阪教育大学教育学部国語教育講座主催・読売新聞社他共催)において、パイロット授業概要及びデータ読解の中間報告を松山が行った。上記シンポジウムには、英国映画研究所教育部門長C.Bazalgette氏、ドイツ、ニュルンベルグ大学研究員M.Berghoff氏を招聘、ワークショップ・シンポジウムを行い、研究者や小中高現職教員、約250名の参加を得た。シンポジウムの企画運営実施に際し、本科研構成員である土山、松山が中心的な役割を果たした。 2.上記シンポジウム基礎研究として、ドイツ、英国のメディア研究論文を訳出し、理論的背景に関する資料集として参加者に配布。事前指導として、大阪教育大学国語教育講座学部・大学院の授業に、創作詩を用いたドイツ型メディアワークショップ、「マクベス」を用いた英国型ワークショップを導入。また大阪府下の現職研修において、現場の国語科メディア学習に対する理解と意識を高めるプログラムを実施した。 3.指導理論書(入門編)『自己認識力としてのメディア・リテラシー-文化的アプローチによる国語科メディア学習プログラムの開発』の構想、執筆、編集、ならびに、香山が対応学習ソフトのプログラム開発を行い、平成16年度末現在、版下まで完成した。加えて、開発ソフトのバグチェックならびに修正の渦中である。来年度は、3を完成させ、入門段階の授業実践を行い、児童生徒の反応調査と、応用編開発への展開を予定。
|
Research Products
(8 results)