2005 Fiscal Year Annual Research Report
国語科メディア・リテラシー教育における教材ソフト及び指導書の実証的開発研究
Project/Area Number |
16530586
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Research Institution | Osaka Kyoiku University |
Principal Investigator |
松山 雅子 大阪教育大学, 教育学部, 教授 (50173927)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
土山 和久 大阪教育大学, 教育学部, 助教授 (00273821)
田中 俊弥 大阪教育大学, 教育学部, 助教授 (40252746)
畠山 兆子 梅花女子大学, 文化表現学部, 教授 (50172911)
香山 喜彦 梅花女子大学, 文化表現学部, 教授 (90169657)
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Keywords | 国語科メディア学習プログラム / 自己認識としてのメディア・リテラシー / 指導理論書の開発 / 国語科メディア学習ソフト開発 / 物語リテラシー / 動画リテラシー / 評価 |
Research Abstract |
継続的科学研究費助成研究をふまえ、2005年6月、学習PCソフト付の指導理論書『自己認識としてのメディア・リテラシー-文化的アプローチによる国語科メディア学習プログラムの開発』(教育出版)を上梓し、動画リテラシーの基礎学習理論とその実際に寄与する学習ソフトを提供することができた。それと連動して、大阪府下の現職研修と連携し、小中学校教員向けの国語科におけるメディア・リテラシーのとらえ方に関する講座を持ち、特に、高槻市教育委員会のご理解を得て、連続講座の形で、理論と実践の研修を重ねている。2006年夏には、大阪教育大学国語教育講座フレンドシップ事業の一環として、開発ソフトを用い授業を行われた小中学校の実践者による実践報告とフォーラムならびに実践研修を、大阪府下教育委員会と連携して行う予定である。また、大阪府下の読むことの研究指定小学校において実地指導に加わり、本研究の理論に基づいた授業を構想し、2006年度に実施される予定である。小中の教諭ならびに学習者の生の声を伺いながら、フィードバックに努めている。 平行して、応用編となる学習PCソフト開発に着手するとともに、教授理論の体系化に向けた基礎作業を進めている。2006年3月には、動画クリップを使った読解・表現学習を行う応用編試作ソフトを用いて、大阪府下公立小学校4年生のクラスにおいて、8時間の単元学習プログラムを実施し、現在、学習者の学びのあとづけを行っている。継続して理論的、実践的開発に努力したい。
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Research Products
(3 results)