| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
梶原 宏之 九州大学, 大学院工学研究院, 教授 (30114862)
川勝 邦夫 舞鶴工業高等専門学校, 機械工学科, 教授 (10043366)
高田 晄男 舞鶴工業高等専門学校, 機械工学科, 助教授 (80043363)
鈴木 立人 舞鶴工業高等専門学校, 機械工学科, 助手 (90270298)
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| Research Abstract |
本研究「高効率風力発電のための同期リラクタンス型発電機の開発とLPVベクトル制御」は,日本学術振興会科学研究費補助金(基盤研究(C)課題番号16560264)により,平成16年度から平成18年度までの3年間にわたって,舞鶴工業高等専門学校において実施されたものである.その結果,可変速風力発電機の最大出力制御,同期リラクタンス電気機器についてロバスト制御及びインテリジェントの適応制御と同定システム,同期リラクタンス電気機器の設計に関連して,以下の研究成果が得られた.
1.直結式単相交流発電機には風速に応じて最大出力を得られる風車ローターに最適回転速度が存在することに着目し,交流発電機の回転速度をこの最適回転速度に合わせて調整することにより,最大出力制御システムの設計を開発した.
2.同期リラクタンス電気機器の特性を正確的に評価するため,リアルタイムインタフェースを用いた汎用駆動システムを開発した.
3.風力発電機では,風速ごとに最適な回転速度でタービンを回すことによって効率的に発電を行なうために,回転速度の制御に発電ブレーキを用いる際,非線形の電力損失を生じるので,この電力損失に対して入力に補償を加えるとき,ニューラルネットワークを用いた非線形の電力損失に関連するパラメータの同定システムの設計を開発した.
4.三次元有限要素法による同期リラクタンス電気機器と三相両サイド回転機の電磁界解析を行ない,高効率の同期リラクタンス型電動機と発電機,および,三相両サイド回転機を開発した.
5.同期リラクタンス電気機器では,リラクタンスの値が時間とともに変わることであり,効率のよい同期リラクタンス電気機器を活用する際,その変動のリラクタンスに対応できるインテリジェント適応制御システムを開発した.
6.同期リラクタンス電動機では,パラメータの変動が大きくてロバスト電流制御を実行することが困難である.そのため,同期リラクタンス電動機においてロバスト電流制御のILQ(Inverse Linear Quadratic)設計法を開発した.
7.同期リタクタンス電気回転機器は,パラメータが回転角度によって常に変動しているため,ニューラルネットワークを用いた同期リラクタンス回転機のパラメータを随時に把握できる同定システムを開発した.
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