2006 Fiscal Year Annual Research Report
エキスパートシステムによる空港舗装ライフエクステンション化技術の開発
Project/Area Number |
16560406
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Research Institution | Independent Administrative Institution Port and Airport Research Institute |
Principal Investigator |
八谷 好高 独立行政法人港湾空港技術研究所, 空港研究センター, センター長 (60356053)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
坪川 将丈 国土交通省国土技術政策総合研究所, 空港研究部, 主任研究官 (70356054)
高橋 修 長岡技術科学大学, 工学部, 助教授 (60236263)
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Keywords | 空港舗装 / 長寿命化 / エキスパートシステム / 表面温度 / 打音 / 舗装剥離 / 舗装材料疲労 |
Research Abstract |
エキスパートシステムによる空港舗装ライフエクステンション化技術に関する研究の最終年度にあたる平成18年度は,以下に示す各項目に関する研究を実施した. 1)空港舗装の予防保全エキスパートシステムに関する研究 舗装予防保全・補強エキスパートシステムは,原因推定・検定,補修要否判定および工法選定の三つから構成される.このうち破損の原因推定・検定に関わるものとして,舗装表面の破損状態をPRI(Pavement Rehabilitation Index)により定量化する手法とそれによる舗装破損状況の経年変化について検討した. 2)空港舗装の内部欠陥の推定法に関する研究 空港アスファルト舗装の高速・高精度非破壊舗装構造調査法として,舗装構造全体の健全度を評価する方法と舗装表・基層における層間剥離のような内部欠陥を検出する方法の二つについて検討した.前者は,舗装に衝撃荷重を加えてその応答としてのたわみに注目する方法であり,FWD(Falling Weight Deflectometer)を用いる.後者については,舗装表面の温度や舗装表面に打撃を加えたときの音に注目する方法である. 3)空港舗装材料の疲労ならびに破壊力学特性に関する研究 舗装内部の欠陥は,舗装表層・基層に見られることから,それを構成するアスファルトコンクリートの曲げ特性と疲労曲げ特性について検討を加えた.特に,再生アスファルトコンクリートに注目し,その疲労抵抗性について詳細に検討を行った. さらに,3年間に渡る本研究のとりまとめについては,以下に示す項目について個別に実施し,それらを統括した. 1)舗装材料の疲労・破壊特性に基づく舗装内部の欠陥の進行状態の解明 2)赤外線画像解析・打音音響解析に基づく高速・高精度非破壊構造調査法 3)技術者不在でも実行可能な予防保全・補強エキスパートシステム
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