• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2005 Fiscal Year Annual Research Report

森林において発生する未利用バイオマス資源の把握と収獲技術の開発による資源化

Research Project

Project/Area Number 16580123
Research InstitutionKochi University

Principal Investigator

後藤 純一  高知大学, 農学部, 教授 (90127928)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 鈴木 保志  高知大学, 農学部, 助教授 (20216451)
Keywords木質バイオマス / 賦存量 / 収穫 / 資源化 / エネルギー / 森林資源
Research Abstract

バイオマス資源量の把握
2000年撮影,2004年撮影のカラー空中写真を用いてCMYK系,RGB系,Lab系の色チャンネルに分解し、人工林について現地調査によって測定した22箇所のプロットにおける立木本数密度を輪郭線密度から回帰した。その結果、スギ・ヒノキ林分に対してはRGB系グリーンチャンネルの輪郭線密度による単回帰が、スギのみについてはCMYK系イエローチャンネルとRGB系ブルーチャンネルの輪郭線密度による重回帰が、ヒノキのみについてはRGB系ブルーチャンネルの輪郭線密度による単回帰が高い信頼性(R^2>0.8)で有効であることを明らかにした。また、竹林分布の判読にはCMYK系シアンチャンネルが有効であった。さらに、高知県全域について、路網図、国土数値情報、森林資源データを用いて、市町村別に道路からの距離階別のスギ・ヒノキの主・間伐による素材生産ポテンシャルを推計した。この結果をさらに県内8地区に集計して、それぞれの地域における森林所有区分に応じた課題を分析した。
収穫技術の開発
竹資源の収穫については継続して搬出作業の生産性を調査し、データを蓄積するとともに表土流亡調査プロットにおいて追跡調査を継続した。また、他の地域における竹収穫の取組みについても資料収集した。木質バイオマスの収穫については、収集運搬過程における乾燥プロセスを含めた課題を明らかにするために、丸太乾燥実験、チップ乾燥実験、端材積込み作業調査、集材時における枝条落下量の調査を実施した。その結果、端材はアスファルト敷きの土場において地表から離して放置する条件が最も有効であり、チップの乾燥は攪拌を伴なわない場合には乾燥は表層10cmまでにとどまることを明らかにした。また、集材時の枝条落下量はスギで20〜60%であり、ヒノキでは5%であり、ヒノキについては枝条を含めて収集することの有効性を明らかにした。

  • Research Products

    (3 results)

All 2006

All Journal Article (3 results)

  • [Journal Article] 丸太形状とチップ形状でのスギ残材の自然乾燥2006

    • Author(s)
      鈴木保志, 宮田大輔, 小畑篤史, 後藤純一, 吉井二郎, 政岡尚志, 板井拓司
    • Journal Title

      第116回日本森林学会大会講演要旨集 117(発表予定)

      Pages: 123

  • [Journal Article] 土場残材の流通における経済性と経費削減の可能性2006

    • Author(s)
      秦野瑶子, 後藤純一, 鈴木保志, 山下博, 吉井二郎, 政岡尚志, 板井拓司
    • Journal Title

      第117回日本森林学会大会講演要旨集 117(発表予定)

      Pages: 127

  • [Journal Article] 利用森林資源の賦存量推定のための空中写真解析手法2006

    • Author(s)
      後藤純一, 金子力也, 鈴木保志
    • Journal Title

      第117回日本森林学会大会講演要旨集 117(発表予定)

      Pages: 245

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi