2004 Fiscal Year Annual Research Report
細胞内外における脂質性メデイエーターの代謝処理機構:DGKとLPPを中心にして
Project/Area Number |
16590234
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Research Institution | Sapporo Medical University |
Principal Investigator |
加納 英雄 札幌医科大学, 医学部, 教授 (70045475)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
坂根 郁夫 札幌医科大学, 医学部, 助教授 (10183815)
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Keywords | 脂質代謝酵素 / ジアシルグリセロール キナーゼ / ホスファチジン酸ホスファターゼ / 脂質性メデイエーター / 細胞情報伝達 / リゾホスファチジン酸 |
Research Abstract |
ジアシルグリセロールキナーゼ(DGK)アイソザイムの機能について成果を得た。DGKγがRac-1の上流の調節因子であり、その触媒活性によりLamellipodia形成を抑制することを発見した(JBC279)。また、DGKδ1のPHドメインのPKCによるリン酸化と酵素の表面膜移行の関連を明らかにした(BJ382)。山形大後藤研との共同研究により、DGKιのスプライス変異体の存在を発見し、その性質を明らかにした(JBC279)。さらに、ラット肺成熟過程における、DGKアイソザイムの発現パターンを調べた(AJP, in press)。LPP(脂質ホスファターゼ)については、阪大目加田研との共同研究で、卵巣がん細胞にLPPを発現させると、LPAによるEGF受容体のトランス活性化が著名に抑制されることを発見した(Cancer Res.64)。
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Research Products
(6 results)