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2004 Fiscal Year Annual Research Report

小腸移植における新たな免疫抑制療法-抗ICOS抗体による共刺激分子抑制

Research Project

Project/Area Number 16591784
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

長谷川 利路  大阪大学, 医学系研究科, 助手 (20294085)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 和佐 勝史  大阪大学, 医学系研究科, 助教授 (10240467)
福澤 正洋  大阪大学, 医学系研究科, 教授 (60165272)
Keywords小腸移植 / 拒絶反応 / 免疫抑制療法 / 抗ICOS抗体 / 共刺激分子抑制
Research Abstract

小腸移植の長期治療成績は、他の臓器移植に比し未だ不良であり、依然として強力な免疫抑制療法の開発が望まれ、近年新しい免疫抑制療法として副刺激経路の抑制が注目されている.最近あらたな共刺激分子としてICOS AILIMが発見され、抗ICOS AILIMモノクローナル抗体を用いた免疫抑制療法が注目され、幾つかの臓器移植分野において実験的検討がなされているが、小腸移植については、未だ試みられていない。本研究の目的はラット小腸移植モデルを用いて,抗ICOSマウスモノクローナル抗体を単独、或いは他剤併用して用い,そのグラフト生着に与える効果を検討することである。
体重150-250gのDA((RT1^a)雄性ラットをドナーに、LEW((RT1^1)雄性ラットをレシピエントに使用し、エーテル深麻酔下に異所性小腸移植を行った。血管吻合はドナーの腹部大動脈とレシピエントの腹部大動脈を端側吻合し、静脈はドナーの門脈を、レシピエントの下大静脈に端側吻合する。移植腸管の両端を腸ろうとした(Thiry-vella loop)。グループ1(拒絶群):免疫抑制剤を投与しない群。グループ2(抗ICOS抗体投与群):抗ICOSマウスモノクローナル抗体1mg/kg、術当日、術後3,6,9,12日に、静脈内投与する。を作成したが、生存率、拒絶反応の程度に有意の差は見られなかった。
今後、他の免疫抑制剤(タクロリムス、FTY720など)を併用し、検討を進めていく予定である。

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Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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