2005 Fiscal Year Annual Research Report
根管分離細菌が形成するバイオフィルムに対する各種酵素の影響
Project/Area Number |
16591927
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Research Institution | Tsurumi University |
Principal Investigator |
細矢 哲康 鶴見大学, 歯学部, 講師 (00157033)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
飯野 史明 鶴見大学, 歯学部, 助手 (20386915)
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Keywords | バイオフィルム / 酵素 / 根管分離菌株 / 電気泳動 |
Research Abstract |
Biofilmの形成 電子顕微鏡観察により、研究に供した、P.gingivalisとS.aureusはEPSを産生し、biofilmの形成を確認した。P.gingivalisが形成するbiofilmは、個々の菌体の観察が不可能なほど著しい状態であった。S.aureusが形成するbiofilmは、菌体上を細い糸状のEPSが覆っていた。 酵素のBiofilm抑制効果 1%ならびに2%ペプチナーゼ含有BHIブロス内では、P.gingivalis、S.aureus由来のBiofilmの形成に抑制効果が認められた。他の酵素には、P.gingivalis、S.aureus由来のBiofilm形成抑制効果は認められなかった。 酵素のBiofilm破壊効果 各種酵素(1〜2%)には、P.gingivalis、S.aureus由来のBiofilmの破壊効果は認められなかった。
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