2005 Fiscal Year Annual Research Report
e-learningによる「妊婦健診に必要な看護ケア」の学習支援に関する研究
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16592116
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Research Institution | Ibaraki Prefectural University of Health Science |
Principal Investigator |
島田 智織 茨城県立医療大学, 保健医療学部, 助手 (90347245)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小松 美穂子 茨城県立医療大学, 保健医療学部, 教授 (50134169)
服部 満生子 茨城県立医療大学, 保健医療学部, 教授 (60331344)
梶原 祥子 茨城県立医療大学, 保健医療学部, 助教授 (10299985)
丹下 幸子 茨城キリスト教大学, 看護学部, 講師 (50315686)
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Keywords | 看護基礎教育 / 母性看護学 / 妊婦健康診査 / e-learning / CSCL |
Research Abstract |
1.e-learningコンテンツの設計 (1)コンテンツの構造を設計し,Webデザインを決定した。コンテンツは,事例に基づいて「妊娠期」「分娩期」「産褥期」「新生児期」の各期をセッションとして構成され,基本的に共通の構造をもつ。「妊娠期」では,妊婦健診に必要な看護ケアを,「事例編(妊婦側)」と「技術確認編(看護職)」それぞれの視点から提示し,ケアの依頼者と提供者双方の視点から学べるものとした。 (2)看護技術項目には,妊婦健診に関連のある基本的看護技術と妊婦健診に特有の技術を挙げた。 (3)コンテンツには,教科書的知識が確認できる4択問題の「クイックテスト編」を含む。 2.「妊婦健診時に必要な看護ケア」についてのe-learningコンテンツの作成・修正 (1)e-learningに適したストリーラインを考え,シナリオの作成を行なった。 (2)テキスト,静画,動画,音声といった素材の収集・加工を行なった。一部,実写での表現が困難な部分については,アニメーションを作成した。 (3)データとする学生の学習履歴項目をピックアップし,自動集計可能なシステムとした。 (4)8月後半にe-learningコンテンツが完成した。プレテストを実施し,微調整を行なった。 3.学習実態およびに使用後満足度についてのデータ収集・分析 (1)e-learningコンテンツの提供を行なった(対象:周産期看護実習履修者3年生53名,期間:9月後半より11月後半までの2ヶ月間)。 (2)コンテンツの満足度に関する自記式アンケートを実施した(対象:コンテンツ提供に同じ,時期:各論実習終了後2月)。回収率91%(48名)であった。 (3)上記(1)(2)で得たデータを現在分析中である。なお,コンテンツの提供およびにデータ収集・分析に際しては,茨城県医療大学倫理委員会に申請し,承認を得た。
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Research Products
(1 results)