2004 Fiscal Year Annual Research Report
農村部における在宅高齢者の食行動と食満足に影響する要因への集団的アプローチの効果
Project/Area Number |
16592220
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Research Institution | Tenshi College |
Principal Investigator |
白井 英子 天使大学, 看護栄養学部, 教授 (80310085)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉田 礼維子 天使大学, 看護栄養学部, 助教授 (90320556)
小川 貴代 天使大学, 看護栄養学部, 講師 (30310098)
長谷部 幸子 天使大学, 看護栄養学部, 講師 (40382551)
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Keywords | 農村部 / 在宅高齢者 / 食行動 / 食満足 |
Research Abstract |
今年度は、先行研究(科学研究 課題番号13672482)の成果をもとに、農村部における在宅障害高齢者の食行動((1)食材入手行動(2)調理行動(3)調理行動(4)摂食行動)と食満足に影響する要因、および食満足と生活の質との関連を明らかにするために質問紙による調査研究を実施した。 対象は、農村地区(北海道空知地区)に在住する65歳以上で、ディサービスに通所している(寝たきり判定J〜Aランク程度)高齢者で重度の痴呆がない方とした。調査内容は、基本属性(11項目)、食材入手行動(8項目)、調理行動(10項目)、摂食行動(10項目)、食満足(7項目)、生活満足(2項目)の48項目である。 調査は、ディサービス施設の協力を得て、ディサービス利用時に研究者が30分程度の面接による聞き取り調査を実施した。現在、2施設80名のデータを収集し、解析中である。今後、さらに2〜3施設の協力を得て、調査を行う予定である。 聞き取り調査のなかで見えてきている農村部における特徴は、家族との同居者が多く、都市部に比べてヘルパーの利用が比較的少なく、農繁期である夏と冬の生活パターンの違いが食行動にも影響している。また、住環境、交通などの環境条件の相違が、食材入手において都市部との違いとなっている。
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