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2004 Fiscal Year Annual Research Report

痴呆性高齢者グループホームを中心としたIT活用によるケア情報共有システムの研究

Research Project

Project/Area Number 16592227
Research InstitutionThe Japanese Red Cross Hiroshima College of Nursing

Principal Investigator

小関 祐二  日本赤十字広島看護大学, 看護学部, 助教授 (10373127)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 長谷川 浩子  日本赤十字広島看護大学, 看護学部, 助手 (50341243)
Keywords認知症 / グループホーム / ケア情報 / 情報共有 / IT
Research Abstract

1.WAM-NETから、2003年3月以前に開設した2858グループホーム(以下GH)の管理者を対象に、スタッフ、家族、他職種間の情報共有、記録などをアンケート調査した。有効回答は571GH(回収率20%)であり、18GHに補足インタビューした。有効回答から、GHのスタッフは、無資格者が664名(10%)、パートタイム・アルバイトは2084名(31%)で、当該GHでの経験が1年未満は2079名(31%)である。ケア会議は、452施設(79%)において月に1回以上開催されているが、スタッフ全員が参加しているのは119GH(21%)であった。これらから、就業形態が異なるスタッフや当該GHにおける経験年数が浅いスタッフの存在が明らかとなり、ケアの「統一性」や「継続性」に限界があり、情報共有について充実する必要性を確認した。
2.調査結果から、記録項目は食事、排泄、健康状態、清潔、睡眠、口腔ケア、余暇活動、家事等が多かった。これを基に本研究の実験対象GHと検討を行い、チェック式記録を2種類、チェック式および記述式記録を2種類作成し、この記録を入力・検索できるデータベース(以下、システム)をWebサーバ上に構築した。
3.システム運用前に家族、スタッフに対して利用者に関する情報共有について面接による意識調査を行った。
4.3月から運用を開始し、GHスタッフが毎日システムに記録を入力し、全スタッフが参照している。「口腔」記録のみネットワークから訪問歯科医が参照し、口腔ケアのコメントをGHに提供している。又、利用者の記録をネットワークから利用者家族のみ参照可とした(1名)。次年度は、継続して蓄積される情報の共有を行うことでスタッフによるケアの質変化および家族の満足感の変化などを分析し、研究成果をまとめる。

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Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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