2005 Fiscal Year Annual Research Report
光応用工学を素材としたPBLプラットホームに関する研究
Project/Area Number |
16604005
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
西田 信夫 徳島大学, 工学部, 教授 (10274250)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
手塚 美彦 徳島大学, 工学部, 講師 (80236976)
森 篤史 徳島大学, 工学部, 講師 (10239593)
岡本 敏弘 徳島大学, 工学部, 助手 (60274263)
柳谷 伸一郎 徳島大学, 工学部, 助手 (40314851)
山本 裕紹 徳島大学, 工学部, 助手 (00284315)
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Keywords | ものづくり / 導入教育 / PBL / レンズ / 分光器 / 偏光 / グループウェア / 自発学習 |
Research Abstract |
本研究の目的は,Project-based learning(PBL)の実習内容を年々向上させるために必要なハードウェア・指導法・運用のためのプラットホームを開発することである.新入生を対象としたセミナーならびに合宿研修においてPBLプラットホームを用いたグループ製作の形式で光学機器の工作と発表会を実施した.1年生前期の光応用工学セミナー1の後半で望遠鏡の作成をテーマにしたグループ製作と発表会を行った.発表はポスター形式で行い,作品の完成度と性能の評価とともに発表資料と説明に関して,学生と教員で採点された結果を公表した.2005年8月8日から9日にかけて,鷲敷野外活動センターにて,光応用工作をテーマとした新入生の合宿研修を行った.合宿先では1班6名程度の各グループにより,光応用工学を用いた実験器具の工作と発表会を行った.その結果,セロハンテープの重ね合わせ枚数と向きによる複屈折性を利用した絵,ガラス玉による光の屈折と旋光性によるパターンを利用した偏光万華鏡などの創意あふれる作品が発表された.PBL教育の実践には,常に実施上の問題点を洗い出し,内容のスパイラルアップが重要である.限られた期間で行われる製作内容を高めるためには,講義時間における説明だけでは不足するため,自発的な学習の補助が必要である.そこで,個々の学生が必要なときに発想のヒントを探す補助を行うために,XOOPSと呼ばれるコミュニティサイト構築用ソフトによるwebサーバーを構築した.写真の投稿やコメントの書き込み,過去の合宿研修の写真の閲覧,随時掲載される学習の補助資料の閲覧だけでなく,プライベートメッセージ機能や掲示板を用いた質疑が可能である.ユーザー認証を設けて学外からのアクセスを許した.約半年の期間中に学生によるログイン回数は1000回(1人あたり平均20回程度)を越える利用状況であった.
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Research Products
(2 results)