2004 Fiscal Year Annual Research Report
野外体験活動を入れた地域環境学習の系統的展開-効果的編成と支援の実践-
Project/Area Number |
16611001
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Research Institution | Miyagi University of Education |
Principal Investigator |
川村 寿郎 宮城教育大学, 教育学部, 教授 (60186145)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
見上 一幸 宮城教育大学, 附属環境教育実践研究センター, 教授 (90091777)
平吹 喜彦 宮城教育大学, 教育学部, 教授 (50143045)
西城 潔 宮城教育大学, 教育学部, 助教授 (00241513)
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Keywords | 総合的な学習の時間 / 地域学習 / 環境学習 / 野外体験活動 / 学習プログラム / 学習支援 / 少年自然の家 |
Research Abstract |
「総合的な学習」で行われる地域や環境をテーマとした学習活動を進めるため、少年自然の家や複数のモデル校と連携して、下記のような検討を行った。 1)少年自然の家における活動と利用校の「総合的な学習」との連関性について、アンケート調査を行った結果、少年自然の家での活動実態と今後の環境学習に対する意向や要望の詳細が明らかとなった。 2)上記のアンケート調査と複数のモデル校での実態調査から、野外体験を取り入れた地域学習や環境学習の内容や方法について、類別的に把握された。特に、学区域や学年時により異なることがわかった。 3)少年自然の家における野外体験的な環境学習の教材について実地調査を行った。特に、周辺の自然環境には未利用の環境素材が多く潜在しており、有効な教材として再開発できるものが多い。 4)上記の教材研究と平行して、学習プログラムや適地等の再整備、体験活動の内容の充実、利用校への情報提供などによって、効果的に環境学習を進めることができるとみられる。 4)少年自然の家での活動と連関させたテーマで「総合的な学習」を進めている複数の小学校において、学習内容や計画を吟味するとともに、学習支援方法を協力して検討した。大学の教員や学生の関わりにより学習内容が深化することが確認された。 5)上記の小学校における「総合的な学習」の通年的な学習進行計画について、協力して検討した。テーマや目標の設定について吟味した結果、各校の様態に応じた地域学習や環境学習の進め方と支援方法が確立されつつある。 6)地域学習や環境学習に対する大学からの支援について検討した。特に、学生による指導補助や支援に対する要望が大きいことから、志願登録と担当志望学生の事前指導およびそれらの相応な評価などについて整備を行った。
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