2020 Fiscal Year Annual Research Report
高解像度地形データを活用した新たな電子活断層図の作成
Project/Area Number |
16H01829
|
Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
宮内 崇裕 千葉大学, 大学院理学研究院, 教授 (00212241)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
後藤 秀昭 広島大学, 人間社会科学研究科(文), 准教授 (40323183)
|
Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2021-03-31
|
Keywords | 高解像度DEMデータ / 電子マッピング / query方式検索エンジン / 震源断層モデル / セグメンテーション |
Outline of Annual Research Achievements |
令和2年度は, 26名の連携研究者,1名の研究協力者を専門別に振り分けたブラウザ班,判読班,震源モデル班の体制で望み,高解像地形データに基づく新たな地形判読法を用いた活断層変位地形のマッピングの完成,総合検索エンジンの完成,震源断層モデルの類型化と活動セグメンテーションの評価を目途とした。その成果をまとめると以下の通りである。 1)ブラウザ班では,最新の文献情報をデータベースに補完するとともに,すでに搭載されている検索システムで文献を含めたquery方式の対話型総合検索システムが完成させた。 2)判読班では,オンラインで結ばれた各位のPCディスプレイ上でアナグリフを用いた地形判読・記載(電子マッピング)・データ保存・結果に対する議論をリアルタイムで進めた。各地域での担当者の判読と議論により,とくに中国山地内の横ずれ断層や火山体周辺の活断層の認定が進展した。最終検討会議がコロナウィルス対策の影響のため対面式で実施できなかったため,旅費の繰り越し申請を行い,次年度早期に開催し完結できるように準備を進めた。 3)震源断層モデル班では,前年度終了した矩形断層モデルの細部修正を行うとともに,震源断層モデルの類型化とセグメント区分を議論した結果,各断層帯において直下地震を発生させる活動セグメントの最小・最大単位をおよそ判定することができた。 4)活断層に関する地形判読・電子マッピングの最終校正を実施し,類型化された震源断層モデル,セグメンテーション,想定される地震像を整合させ,ユーザーインターフェイスを考慮したクラウド型総合電子活断層の公開へ向けて研究を推進した。
|
Research Progress Status |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
|