2019 Fiscal Year Annual Research Report
Information System for Realizing Resilient Mind from Drifting Belief
Project/Area Number |
16H01836
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
大澤 幸生 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (20273609)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
坪倉 正治 星槎大学, 共生科学部, 客員研究員 (20527741)
瀧田 盛仁 星槎大学, 教育学研究科, 客員研究員 (20760292)
久代 紀之 九州工業大学, 大学院情報工学研究院, 教授 (50630886)
平野 真理 東京家政大学, 人文学部, 講師 (50707411)
早矢仕 晃章 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 助教 (80806969)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 意思決定支援 / 情報システム / 信念の漂流 / データ設計 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、本研究の主目的である意思決定のための検討プロセス(行動計画の設計・再設計)に関わる整合性のある情報を提供するシステムの構築にフォーカスを絞った。まず、昨年度につづく心理学的調査分析により、信念の漂流状態にあっても不安が高くない人々が多くいつことを確認することにより、不安の抑制ではなく意思決定の促進に照準を確定させた。加えて、南相馬における乳幼児をもつ保護者の放射線不安の変化なども調査したが、放射線について相談したいことについて「特に無し」が最も多かったことからも、ユーザの表現できない情報ニーズを引き出し、意思決定を促進する情報システムの提供が唯一の最終指針となった。 ひとつめの成果は、心のレジリエンスを得るために有用なデータ提供手順を検討する2ツールからなる情報システムである:①発話データ・文章を形式記述に変換し、命題間の論理関係(連言,選言,含意等)を同定するツール ②形式記述された発話・テキストデータの論理構造を可視化するツール。昨年度までに完成していたExtended Goal Graph (EGG)を発展させ、ユーザ群に対して論理的に整合性のある説明を理解させる技術となった。 ふたつめの情報システムは、当初計画で提案していた領域限定の情報公開に比べ格段に進展し、領域によらずユーザが情報収集のフォーカスを絞ることのできる技術を公開するという完成度の高い成果を得た。データジャケット(DJ)に基づくデータ設計の支援ツールを発展させたもので、ユーザは、システムとインタラクションすることにより関心対象のデータ成分や概念語を見出す。また、文章や事象時系列から本質的な出現トピックならびに一貫性のある語の抽出方法を開発したことにより、社会事象の重要な変化点を説明しつつ、ユーザが自分の関心対象であるトピックを表現してDJに基づくツールを活用することができる。
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Research Progress Status |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(58 results)
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[Journal Article] Premature death associated with long-term evacuation among a vulnerable population after the Fukushima nuclear disaster: A case report2019
Author(s)
Sawano T, Nishikawa Y, Ozaki A, Leppold C, Takiguchi M, Saito H, Shimada Y, Morita T, Tsukada M, Ohira H, Tsubokura M
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Journal Title
Medicine (Baltimore)
Volume: 98
Pages: e16162.
DOI
Peer Reviewed / Open Access
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