2019 Fiscal Year Annual Research Report
Long-term Fluctuations of Dust Flux and Quantitative Assesments of Human Activities
Project/Area Number |
16H02712
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
鹿島 薫 九州大学, 理学研究院, 准教授 (90192533)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
篠田 雅人 名古屋大学, 環境学研究科, 教授 (30211957)
黒崎 泰典 鳥取大学, 乾燥地研究センター, 教授 (40420202)
紺谷 亮一 ノートルダム清心女子大学, 文学部, 教授 (50441473)
早川 裕弌 北海道大学, 地球環境科学研究院, 准教授 (70549443)
高村 弘毅 立正大学, 地球環境科学部, 名誉教授 (80062826)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 地球規模水環境変動 / 地球温暖化 / 砂漠化 / ダストフラックス / 古環境 / 遺跡立地 / 完新世 |
Outline of Annual Research Achievements |
近年、アジア内陸部の砂漠化とアジアダスト(黄砂)の頻発、それらと共に飛来する大気汚染物質や病原体が国際的な環境問題を引き起こしている。一方ダストの増加に伴う環境破壊は、アジア地区に限定されるものではなく、北アフリカ、中東、南半球諸国においても顕著となっており、全球的な比較検討が必要となっている。 以下、2019年度現地調査(2020年度繰り越し、2021年度再繰り越し)の詳細を記す。①新疆ウイグル自治区新疆大学において共同研究を行う予定であったが、社会情勢より渡航は中止となった。②モンゴルにおいては、モンゴルアルタイにおいて考古発掘に伴う調査、湖沼堆積物掘削調査を行った。現地調査は2019年9月において実施した。2020年および2021年度においても継続調査を予定したが、新型コロナ感染拡大のため中止した。③トルコにおいては2019年5月および7-8月にかけて延べ90日の渡航を行った。トルコ中部のカイセリ周辺における環境変動と考古発掘に伴う現地調査行った。トルコによる現地調査は、共同研究者の尽力により2020年度2021年度においても継続して実施された。④南半球の調査試料については、ドイツ・グッチンゲン大学Behling Hermann教授の研究室と共同調査分析のための渡航を実施する予定であったが、新型コロナウイルス感染拡大のため渡航中止となり、既存試料の分析について主にメールでの相互連絡に留まった。⑤年縞堆積物を用いた北半球におけるダストフラックス復元のための研究をフィンランド・トゥルク大学Timo Saarinen教授の研究室と共同で実施する予定であった。調査は新型コロナウイルス感染拡大のため延期となっていたが、2022年3月に31日間実施することができた。⑥モンゴル科学アカデミー地理学地生態学研究所との合同例会を2019年11月九州大学で開催した。
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Research Progress Status |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(27 results)