2018 Fiscal Year Annual Research Report
Estimation of protein intakes by 24-hour urinalysis-prevention of locomotive syndrome by tailor-made food education
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16H03049
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Research Institution | Mukogawa Women's University |
Principal Investigator |
家森 幸男 武庫川女子大学, 国際健康開発研究所, 教授 (80025600)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大森 肇 筑波大学, 体育系, 教授 (20223969)
次田 一代 香川短期大学, その他部局等, 教授(移行) (40198528)
磯村 実 島根大学, 学術研究院人間科学系, 教授 (40272497)
並河 徹 島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 教授 (50180534)
江口 昭彦 西九州大学, 健康栄養学部, 准教授 (60151966)
宮本 篤 鹿児島大学, 農水産獣医学域獣医学系, 教授 (70219806)
垣渕 直子 (秋山直子) 香川短期大学, その他部局等, 教授(移行) (70310886)
森 真理 東海大学, 健康学部, 准教授 (70399343)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 24時間尿 / 大豆 / 魚 / 食塩 / ロコモ / イソフラボン / タウリン / 葉酸 |
Outline of Annual Research Achievements |
日本人の健康寿命は世界のトップの平均寿命より10年も短い原因として加齢による身体機能の衰え(フレイル・ロコモ)の原因となる栄養因子の解明の為、個人の栄養状況の的確な把握に24時間尿分析を活用し、個人に最適のテーラーメイドの食育で健康寿命を延伸する為研究した。特に高齢者で不足が問題の蛋白質摂取について、日本人特有の蛋白質摂取の実態を明らかにするため、WHOの協力で実施した循環器疾患と栄養・国際共同研究(CARDIAC Study)の世界50地域で採取した24時間尿のバイオマーカーを分析し、日本人は大豆と魚からの摂取が多く、それらが心筋梗塞の年齢調整死亡率と逆相関する事から、日本人はこの死亡率が先進国中最低で、それが世界最高に近い長寿の原因であるが、食塩摂取が多く、これが高血圧・脳卒中・ロコモ・認知症の多い栄養上最大の欠陥である事を証明した。 そこで、研究代表者の兵庫県はじめ、百寿者の多かった島根県、鹿児島県、糖尿病を多発している香川県などで高齢者を対象にロコモ評価を含む健診を実施し、24時間尿を分析した結果、大豆・魚のバイオマーカー、イソフラボンとタウリンで3分割し、両者が多い第3分位では、少ない第1分位に比べ、動脈硬化の抑制に有効なHDLコレステロールが高く、心筋梗塞、脳卒中やさらに認知症の予防効果の期待される葉酸値が高い事、さらに世界調査で肥満、脂質異常症、高血圧と逆相関したマグネシウムの排泄量も有意に高く、また高齢者で大豆摂取の多い第3分位でインスリン抵抗性が有意に低い事が証明され、現在、予備軍を含め2000万人にも増加しつつある糖尿病予防にも有効である事が示された。しかし、大豆・魚摂取群は、食塩摂取が多く、ナトリウム/カリウム比が高い事から高血圧・脳卒中は多発するので、ロコモ予防を目指す食育では、適塩で大豆・魚の摂取を勧めるのが健康寿命延伸に貢献する事が分った。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(28 results)