2019 Fiscal Year Annual Research Report
多言語に対応できるシャドーイング自動評価システムの開発と外国語教育への応用研究
Project/Area Number |
16H03084
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Research Institution | Soka University |
Principal Investigator |
山内 豊 創価大学, 教育学部, 教授 (30306245)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西川 惠 東海大学, 国際教育センター, 准教授 (10453705)
舟生 日出男 創価大学, 教育学部, 教授 (20344830)
Husky Kay 東京国際大学, 商学部, 准教授 (50237955)
峯松 信明 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (90273333)
木下 聖子 創価大学, 糖鎖生命システム融合センター, 教授 (50440235)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | シャドーイング / 自動評価 / 言語非依存 / DTW / 学習者音声 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では,特定の言語に依存せず,学習者のシャドーイング音声を自動評価できるシステムを開発した。 従来のシャドーイングの自動評価では,学習者のシャドーイング音声と比較されるのは,教材のモデル音声ではなく,教材のテキスト文から導き出される音響モデルに過ぎなかった。英語のシャドーイング分析を例にとると,英文の文字列の個々の音素に対して一定の音響モデルを対応づけるため,教材英文がどんな速度やピッチやイントネーションやアクセントで読まれても,同じ音響モデルのみが導き出される。これと学習者のシャドーイング音声を比較しているため,教材の音声的特徴を全く反映できなかった。教材の音声的特徴を反映した評価をしようとすると,米国大統領の演説をシャドーイングするときはアメリカ英語の音響モデルを,英国首相の演説をシャドーイングするときはイギリス英語の音響モデルを準備する必要があった。このように,個々の言語やアクセントに対して音響モデルを個別に用意しなければならず,時間と費用と手間がかかるという欠点をもっていた。 本研究では,学習者音声と音響モデルを比較するのではなく,教材のモデル音声と学習者のシャドーイング音声との距離を測定するアルゴリズムを構築した。この距離が大きいほど,学習者のシャドーイング音声はモデル音声とかけ離れていることになり,シャドーイングで正しく口頭再生できていないことになる。このような比較を可能とする音声情報技術DTW(Dynamic Time Warping)を基にしたアルゴリズムを搭載した自動評価システムを開発した。
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Research Progress Status |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(8 results)