2018 Fiscal Year Annual Research Report
American Globalism and Social and Cultural Transformation in the Island Communities
Project/Area Number |
16H03315
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Research Institution | University of the Ryukyus |
Principal Investigator |
喜納 育江 琉球大学, 国際地域創造学部, 教授 (20284945)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
池上 大祐 琉球大学, 国際地域創造学部, 准教授 (00633562)
山里 絹子 琉球大学, 国際地域創造学部, 准教授 (00635576)
石原 昌英 琉球大学, 国際地域創造学部, 教授 (70244283)
山城 新 琉球大学, 国際地域創造学部, 教授 (80363654)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | アメリカ / グローバリゼーション / グアム / ハワイ / 土着文化 / 冷戦 / ディアスポラ / 環境問題 |
Outline of Annual Research Achievements |
最終年度となる本年度も研究代表者・分担者ともそれぞれの研究対象地域において、本研究課題の集成を図る調査研究を行った。特にグアムとの関係については、現地の土着言語に関わる言語政策、環境問題にアメリカの政策や制度が深く関わっていたことが明らかになったほか(分担者:石原、山城)、日本、アメリカ、グアムの三者の外交関係を構築するうえで、太平洋戦争の戦没者慰霊が重要な契機となっていることも明らかになった(分担者:池上)。また、アメリカ資本によるハワイのプランテーション経営を通して、日本や沖縄からの移民を含む多民族的な労働移民のコミュニティがハワイに形成されていった経緯についても史料や調査によって新たな考察を導くことができた(分担者:山里)。そのほか、沖縄文学における日本語と沖縄の土着言語のコロニアルな関係性がハワイやグアムの文学における土着言語と英語の関係性にも匹敵していることを比較的に考察した(研究代表者:喜納)。このように研究を進める一方で、フィリピンやハワイにおける米国の軍事支配とその影響に関する著書_Securing Paradise: Tourism and Militarism in Hawai’i and the Philippines_ (2013) の著者であり、ハワイ大学エスニック文化学科教授のヴァーナデット・ゴンザレス(Vernadette Gonzalez) 氏を招聘して学内で研究会を開催し、本研究課題の今後の着眼点について助言を得た。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(6 results)