2018 Fiscal Year Annual Research Report
Comprehensive Comparative Research between Japanese and East Asians Environment Literature Around 16th. Century
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16H03389
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Research Institution | Rikkyo University |
Principal Investigator |
小峯 和明 立教大学, 名誉教授, 名誉教授 (70127827)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鈴木 彰 立教大学, 文学部, 教授 (40287941)
金 文京 鶴見大学, 文学部, 教授 (60127074)
染谷 智幸 茨城キリスト教大学, 文学部, 教授 (90316498)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 環境文学 / 説話文学 / 東アジア / 日本文化研究 / 朝鮮古典 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、最終年度に当たるため、共同研究の成果公表の一環としてシンポジウムやワークショップを各地で行った。まず、7月28~30日に立教大学で「16世紀前後の日本と東アジアの〈環境文学〉」のテーマで三日間にわたる大がかりなシンポジウムを主催し、内外から30数名(海外は欧米3名、アジア11名)に及ぶ文学、歴史、民俗、宗教、人類学各分野の研究者を招聘し、方法論をめぐる異分野間での論議など活発な討論が交わされ、問題の根源を問い直す上で、大変刺激的な会となった。その成果を論文集にまとめる計画で準備を進めている。ついで、10月17、18日にベトナムのハノイ大学で開催された国際シンポジウムにおいて、日本研究のパネルとして「日本と東アジアの〈環境文学〉」についてのワークショップを行い、従来にない新しいテーマと研究法の導入に関してかなりの反響が得られた。 また、11月3~5日には、北京の中国人民大学で説話文学会創設55周年記念シンポジウムが開催され、日本からも38名ほどの参加があり、説話文学研究と〈環境文学〉研究との連関を追究する一環として、日本と東アジアの〈環境文学〉に関わるテーマで基調講演とラウンドテーブルを盛り込み、〈環境文学〉の視座がかなり有効であることを証明できたといえる。さらに年度末の3月16~17日、韓国のソウル大学で東アジアの〈環境文学〉に関するシンポジウムが開催され、朝鮮古典研究者との協同でなされたことが意義深く、今後の展開が期待される。これらのシンポジウムに合わせて、作業研究会において継続的に〈環境文学〉資料集作成のためのデータ化を進めた。種々の活動報告を兼ねて、昨年度に続いてニュースレターも発行した。 以上、内外で実施されたシンポジウムやワークショップ及び資料調査と資料集作成において、〈環境文学〉の意義と研究のあり方を提起する面で大きな成果を収めることができた。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(31 results)