2020 Fiscal Year Annual Research Report
Human Capital and Economic Growth
Project/Area Number |
16H03598
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
西村 和雄 神戸大学, 計算社会科学研究センター, 特命教授 (60145654)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
上東 貴志 神戸大学, 計算社会科学研究センター, 教授 (30324908)
岩佐 和道 神戸大学, 経済経営研究所, 教授 (00534596)
関根 仁博 京都大学, 経済研究所, 特定教授 (10811888)
井上 寛規 久留米大学, 経済学部, 講師 (90635963)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 経済理論 / マクロ経済学 / 非線形動学 / 人的資本 / 教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
2000年代後半に入り、日本の研究開発力が低下し、教育投資が、国の競争力・経済成長を押し上げていないことが危惧されている。資本は投資によって価値を増加させることができるように、人間が持つ知識や技能も教育投資によって増加することができる。経済学では、労働者の能力を含めて人的資本と呼ぶようになった。 本研究は、人的資本の蓄積をキーワードとして、様々な視点で経済成長をとらえる立体的な構造を有して、経済成長の内生的要因を理解するのが目的である。経済成長モデルで人的資本の役割を理論的に分析し、学校・家庭教育までも含めた教育投資の寄与について、実証研究を行う。 マクロ経済理論の側面では、人的資本が、経済成長を可能にするかを説明する理論モデルとして、ワシントン大学のPing Wang教授らと雁行形態論(雁が空に群れを成して飛ぶように、新興工業国が先進国を追って経済発展を遂げていく)の理論モデルをEconomic Theory誌に掲載するとともに、貿易経済にも発展させている。 また、学校教育では理数科目の授業時間数の推移と、日本の特許申請数や更新数の関係を調べた論文をRIETIのディスカッションペーパーとして発表し、さらにHumanities & Social Sciences Communicationsに掲載した。個人の異質性については、脳活動の計測によって、思考と行動の個人差について論文にまとめ、NeuroReportに掲載した。行動変容を分析する方向でも研究しているが、「生活と職場での満足感と行動変容」の論文、「理科学習と行動変容」に関する論文を、英文で、Springer社から出版された単行本に掲載した。
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Research Progress Status |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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[Journal Article] ” Flying or trapped?”2022
Author(s)
Yunfang Hu, Takuma Kunieda, Kazuo Nishimura & Ping Wang
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Journal Title
Economic Theory,
Volume: -
Pages: 341-388
DOI
Peer Reviewed / Open Access / Int'l Joint Research
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