2016 Fiscal Year Annual Research Report
グローバル・ニッチトップ(GNT)企業の企業横断的育成モデルの構築に関する研究
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16H03669
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Research Institution | Ritsumeikan Asia Pacific University |
Principal Investigator |
藤本 武士 立命館アジア太平洋大学, 国際経営学部, 准教授 (00389561)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大竹 敏次 立命館アジア太平洋大学, 国際経営学部, 教授 (00550378)
鈴木 勘一郎 立命館アジア太平洋大学, 国際経営学部, 教授 (10569784)
ALCANTARA L.L. 立命館アジア太平洋大学, 国際経営学部, 准教授 (10584021)
李 根煕 立命館アジア太平洋大学, 国際経営学部, 准教授 (20635487)
バイセ・ゼー マリアン 立命館アジア太平洋大学, 国際経営学部, 教授 (50648615)
牧田 正裕 立命館アジア太平洋大学, 国際経営学部, 教授 (60292083)
佐藤 浩人 立命館アジア太平洋大学, 国際経営学部, 准教授 (80454974)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 経営学 / イノベーション / マーケティング |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、日本の中小・中堅の製造企業を主な対象に、彼らがグローバル・ニッチトップ(GNT)企業へと成長するための経営モデルの構築を目指している。これまでわれわれは、国際的に高い地位を確立しているGNT企業の研究を行ってきた。独自製品開発や顧客密着型サービスの構築などが彼らの重要な成功要因であったが、彼らはさらに周辺技術をもった企業や顧客企業との協力も積極的に進めている。 そこで2016年度では、①自社内の経営資源に左右されない国際的にみても起業家精神的な戦略、②日本の良い点を残しながらの移植可能なドイツ企業の経営戦略を探り、先行事例にもとづき企業が金融機関と地元経済を支えるために、技術・金融支援・雇用のあるべき姿としての支援体制をビジョナリーな観点から検討した。試験的な調査は欧州地域を中心に進めてきたが学会での関係機関と共同によるドイツ・セッションを企画・実施することができ、各研究機関の研究者からの情報交換を効果的に進めることができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2016年度の研究発表では欧州事例だけではなくアジア企業の事例発表も行い、各研究機関の研究者からの情報交換を効果的にすすめることができたため。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度の調査をもとに、横断的な協力関係の強化によるGNT企業の新たな成功モデルの構築を目指し、商工会議所・金融機関・産業技術センター・大学・研究機関の産学官連携を調査対象に入れながら、予定している国・地域の対応箇所で訪問先を2016(H28)度よりも増やし比較検討しながら、横断的な関係作りのあり方について、研究分担者とともに調査をすすめる。
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Research Products
(10 results)