2018 Fiscal Year Annual Research Report
A study for theory construction on consumer's preference reversal
Project/Area Number |
16H03675
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
守口 剛 早稲田大学, 商学学術院, 教授 (70298066)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
竹村 和久 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (10212028)
外川 拓 千葉商科大学, 商経学部, 准教授 (10636848)
須永 努 関西学院大学, 商学部, 教授 (20438914)
阿部 周造 横浜国立大学, 大学院国際社会科学研究院, 名誉教授 (30060015)
奥瀬 喜之 専修大学, 商学部, 教授 (30312440)
八島 明朗 専修大学, 商学部, 准教授 (30583223)
石井 裕明 成蹊大学, 経済学部, 准教授 (50548716)
金子 充 京都女子大学, 現代社会学部, 助教 (50732476)
恩藏 直人 早稲田大学, 商学学術院, 教授 (70194652)
阿部 誠 東京大学, 大学院経済学研究科(経済学部), 教授 (70302677)
石田 大典 日本大学, 商学部, 准教授 (80507872)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 消費者行動 / 選好の逆転 / 解釈レベル理論 / 感覚マーケティング |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題では、消費者行動における選好の逆転現象に焦点を当て、この現象がどのような環境、文脈によって生じるのかをさまざまな視点から明らかにし、体系的理論構築を行うことを目的としている。今年度は複数の実証研究を実施するとともに、それらの結果を含めて、理論的な整理を行った。 まず、消費者の触覚に対する知覚と選好の変化に焦点を当て、オンライン店舗の画面に呈示される商品画像の背景色によって、商品の温かさと柔らかさの知覚および商品選好が変化することを2つの実験によって明らかにした。これらの研究成果は,商品を直に手にとって確かめることが難しいオンライン・ショッピングにおいて,消費者に商品の魅力を伝えるマーケティング・コミュニケーションの一施策となり得る可能性を示している。 さらに、消費者の味覚と選好の変化に焦点を当て、同じ飲み物であっても、カップの固さによって味覚が異なること、およびそのことが消費者の解釈レベルと関連していることを、2つの実験によって明らかにした。感覚間相互作用(複数の感覚刺激が相互に影響を及ぼすこと。この場合は味覚と触感の相互作用)の存在はさまざまな領域における多くの研究が明らかにしているが、本研究は、その作用の現れ方が消費者の解釈レベルによって異なることを明らかにした。この研究成果は、感覚間相互作用による選好の変化を扱う研究領域に対する貢献を有していると考えられる。 本年度に実施した上記のような実証研究および初年度目、2年度目に実施した研究の成果を踏まえて、理論的な整理を行った。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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