2018 Fiscal Year Annual Research Report
現代アジア家族の共通性と多様性に関する調査研究とデータベース作成
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16H03690
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
落合 恵美子 京都大学, 文学研究科, 教授 (90194571)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岩井 八郎 京都大学, 教育学研究科, 教授 (80184852)
伊達 平和 滋賀大学, データサイエンス学部, 講師 (70772812)
大和 礼子 関西大学, 社会学部, 教授 (50240049)
村上 薫 独立行政法人日本貿易振興機構アジア経済研究所, 新領域研究センター ジェンダー・社会開発研究グループ, 研究グループ長代理 (00466062)
安里 和晃 京都大学, 文学研究科, 准教授 (00465957)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 家族 / トルコ / ベトナム / イスラム圏 / アジア / 世代間関係 / ジェンダー意識 / データベース |
Outline of Annual Research Achievements |
(1)ベトナム南部とトルコを含めたCAFSデータを用いてアジア家族の比較分析を行った。昨年度、一昨年度に実施したトルコ調査、ベトナム南部調査のデータはクリーニングを終え、予定よりも早く分析に使用できる状態となった。本年度はこれらの2つのデータベースを用いた分析を行い、かつこれらを含めたアジア諸地域の比較分析を行った。トルコデータの基礎的分析は、伊達の指導のもと、OAも能率的に作業して、予定よりも速いペースで進行した。ベトナム南部データの基礎的分析は、別資金で招聘したMinh教授が集中的に行った。 (2)国際会議での成果発表。7月にカナダのトロントで開催された世界社会学会において、本調査の成果を発表するセッションを開催した。岩井および海外研究協力者である Ismet Koc、Eun Ki-Soo、Nguyen Huu Minhが参加し、成果発表と研究打合せを行った。伊達は渡航しなかったがEunと共同論文を発表した。 (3)成果出版。海外協力者のPatcharawalai Wongboonsin教授らの編による、東南アジア3か国のケアシステムの比較分析の成果であるCare Relations in Southeast Asia を刊行した。2冊目はCAFS全地域のデータを総覧的に比較する著作を予定しており、Eun Ki-Soo、伊達らが原稿執筆をすすめ、英文校閲も済ませた。当初は東南アジア3ヵ国とインドの4ヵ国の基本的分析を1冊の書籍として刊行する予定であったが、トルコとベトナム南部も含められたのは予想以上の成果である。 (4)データベース公開。研究グループ内での共有はすでに開始している。今年度は公開に向けて権利関係などの整理を行い、既に成果を刊行した地域について、グループ外の研究者の利用も開始した。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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