2020 Fiscal Year Annual Research Report
Work Family Balance in the Diversifying World: Practices in Sweden, the Netherlands, and Germany
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16H03692
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
高橋 美惠子 大阪大学, 言語文化研究科(言語社会専攻、日本語・日本文化専攻), 教授 (90324871)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
釜野 さおり 国立社会保障・人口問題研究所, 人口動向研究部, 第2室長 (20270415)
善積 京子 追手門学院大学, 地域創造学部, 名誉教授 (80123545)
斧出 節子 京都華頂大学, 現代家政学部現代家政学科, 教授 (80269745)
松田 智子 佛教大学, 社会学部, 教授 (50250197)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | ワーク・ファミリー・バランス / スウェーデン・オランダ・ドイツ / 多様な働き方 / 家族・ライフスタイルの多様性 / ケイパビリティ |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、スウェーデン、オランダ、ドイツにおける、①働き方の多様性、②家族とライフスタイルの多様性、の二つの視座からワーク・ファミリー・バランス(WFB)の実現に向けた取組みと実践のあり方を実証的に考察してきた。研究最終年度である2020年度は、第一に、これら3カ国で、2017年~2019年に子育て世代の男女を対象として実施したインタビュー調査と現地民間企業へのヒアリング調査を通じて得られた知見を整理し、比較考察を深めた。 第二に、予期せぬコロナ禍に見舞われたことで、これら3カ国での働き方がどのように変わり、また家族生活がいかに影響を受けているかを捉えるべく、上記のインタビュー調査協力者を対象とする追加調査を設計した。WEBアンケート調査票はスウェーデン語、オランダ語、ドイツ語に加え一部英語で作成し、コロナ禍における生活実態に迫るべく、複数の質問に自由記述欄を設けた。同調査は、2020年10月~12月に実施し、スウェーデンから6名(対象者の配偶者含む)、オランダ16名、ドイツから11名の回答を得た。回答結果を日本語に翻訳して整理した。 第三に、これら3カ国での仕事と子育てに関するコロナ禍の対応・対策のあり方、ならびに同性カップル家族をめぐる最新動向を把握するために、現地在住のコーディネータに依頼して情報・資料を収集した。各国のコロナ対応・対策が、上記のWEB調査を通じて得られた回答にいかに反映しているかについて考察を進めた。尚、同WEBアンケート調査と現地の最新動向に関する情報・資料収集は、当初、計画していた現地での追加インタビュー調査の代替策として行ったものである。 第四に、本研究成果を2021年度中に共著の本として発表する予定であることから、研究班全員が執筆作業に着手した。
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Research Progress Status |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(5 results)