2017 Fiscal Year Annual Research Report
Mitigating physical and mental barriers for realizing diverse lifestyles of child-rearing households
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16H04425
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Research Institution | Utsunomiya University |
Principal Investigator |
大森 宣暁 宇都宮大学, 地域デザイン科学部, 教授 (80323442)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
原田 昇 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (40181010)
張 峻屹 広島大学, 国際協力研究科, 教授 (20284169)
松村 暢彦 愛媛大学, 社会共創学部, 教授 (80273598)
寺内 義典 国士舘大学, 理工学部, 教授 (00338295)
谷口 綾子 筑波大学, システム情報系, 准教授 (80422195)
真鍋 陸太郎 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 助教 (30302780)
有賀 敏典 国立研究開発法人国立環境研究所, 社会環境システム研究センター, 主任研究員 (80585844)
長田 哲平 宇都宮大学, 地域デザイン科学部, 助教 (50436474)
秋山 哲男 中央大学, 研究開発機構, 機構教授 (10094252)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 地域都市計画 / 子育て / バリアフリー |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、交通システム、活動機会、世帯の活動スケジュールの制約条件に着目したアクティビティ・アプローチに基づき、子育て世帯が多様なライフスタイルを選択できるために、子育て世帯の日常生活を制限する多様なバリアの名で「都市のバリア」と「心のバリア」を緩和するための具体的な施策の検討、およびそれらの施策が生活の質に与える影響を評価することを目的とする。具体的には、我が国の都市において、「都市のバリア」緩和の効果を、「心のバリア」の緩和によっていかに向上させることが可能かを、複数の心のバリア緩和手法の開発と試行、およびWeb-GISベースの活動交通シミュレーターの開発と適用を通して評価するものである。 当該年度は、モビリティ・マネジメント分野の研究蓄積を吟味して子育てに対する意識・理解向上のための手法の検討結果を踏まえて、子育て世帯および非子育て世帯に対する子ども乗せ自転車利用に関する心のバリアフリーに着目したWebによる情報提供および安全教室と意識変容効果を把握することを目的に実施したアンケート調査データを分析した。その結果、情報提供および安全教室の実施によって、子ども乗せ自転車の安全利用意識の向上、および非子育て世帯の子ども乗せ自転車利用に対する配慮意識の向上効果を確認できた。また、地方都市における子育て世帯の子育て支援施設の利用実態、公共交通に関して心のバリア緩和に対する意識に関するアンケート調査を実施した。さらに、子ども連れ外出時の注意点の学習機能、都市のバリアの投稿と共有機能を有するスマートフォン・アプリの開発を進めた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
「都市のバリア」と「心のバリア」緩和の効果検証のためのアンケート調査の実施が、当初計画よりもやや遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
アンケート調査実施のための調整を迅速に進めるとともに、Webおよびスマートフォン・アプリを用いた「都市のバリア」と「心のバリア」緩和の効果検証のための調査システムを早期に完成させる。
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Research Products
(13 results)