2018 Fiscal Year Annual Research Report
Physiological function of the receptor expressing intestinal tuft cells and screening of its inhibitors
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16H04919
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Research Institution | Meiji University |
Principal Investigator |
石丸 喜朗 明治大学, 農学部, 専任准教授 (10451840)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 受容体 / 消化管 / 代謝 / 免疫 / 遺伝子破壊マウス / 刷子細胞 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、小腸刷子細胞の頂端部に局在することを研究代表者自らが発見したオーファン受容体を鍵分子として、「小腸での食シグナルが脳を介して末梢組織 のエネルギー代謝を調節する」という腸脳相関による代謝制御ネットワークにおける新たな分子機構を解明することを目的とする。また、最近報告された刷子細胞の2型自然免疫における機能とエネルギー代謝との関連を明らかにすることも目指している。 昨年度に引き続き、CRISPR-Cas9法を用いて作出したオーファン受容体のホモ変異マウスを高脂肪食で飼育したところ、体重変化や各種臓器重量は野生型マウスと差がないという結果が得られた。また、昨年度までに構築したオーファン受容体の高感度発光アッセイ系を用いて、菌培養液上清、加熱菌体、菌体破砕物などに関して、それぞれ多段階の希釈倍率のサンプルに対する細胞応答を調べた。その結果、受容体を発現させた場合に受容体を発現させない細胞より強く応答するサンプルの同定には至らなかった。さらに、リガンド探索を新たな実験系で実施するために、腸管オルガノイド培養系を立ち上げた。今後は、オーファン受容体のホモ変異マウスの2型自然免疫に関する表現型を詳細に解析するとともに、腸管におけるin vivoカルシウムイメージング法を用いた解析を進める予定である。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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