2019 Fiscal Year Annual Research Report
Wnt・象牙質基質蛋白を軸としたセメント質形成制御理論の確立と歯周再生法への展開
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16H05553
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
根本 英二 東北大学, 歯学研究科, 准教授 (40292221)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山越 康雄 鶴見大学, 歯学部, 教授 (20182470)
笹野 泰之 東北大学, 歯学研究科, 教授 (30196191)
山田 聡 東北大学, 歯学研究科, 教授 (40359849)
金谷 聡介 東北大学, 歯学研究科, 助教 (80375097)
中村 卓史 東北大学, 歯学研究科, 准教授 (90585324)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | WNTシグナル / 象牙質シアロタンパク |
Outline of Annual Research Achievements |
象牙質シアロタンパクDSPは、1本の連続したポリペプチド鎖からなる前駆タンパク質である象牙質シアロリンタンパクDSPPとして象牙芽細胞から合成され、内因性プロテアーゼにより切断されることで、N末端側がDSPとして分泌される。マウスDSP遺伝子をクローニングすることで作成したマウスDSP発現ベクターを用いて、リコンビナントDSPの生成を行った。DSP を用いた培養ヒト歯髄細胞および培養ヒト歯根膜細胞の報告では大腸菌由来リコンビナントDSPを用いていることから、グリコサミノグリカン(GAG) の存在は細胞の機能調節に必ずしも必須ではないと推測できた。そこで、大腸菌用発現ベクターを用いて6×His を付与したリコンビナント DSPタンパクを合成した。この生成したタンパクを用いて、これまでの基礎データ、すなわち精製DSPタンパクとレコンビナントWnt3aタンパクの刺激において特異的な相互作用の再現実験を行い、比較したところ、同タンパクに対する細胞の反応性が弱いことが明らかとなった。そこで哺乳類細胞用発現ベクターである、Hisタグ用およびHaloタグ用ベクターにマウスDSP遺伝子をクローニングし、構築したマウスDSP発現ベクターをHEK293 (Human Embryonic Kidney cells 293)細胞に遺伝子導入を行った。リアルタイムPCR法とウェスタンブロット法で検討したところ、目的遺伝子の発現およびその遺伝子のコードするタンパク質の発現を検出することができた。粗精製段階のタンパクを用いて実験に境したところ、細胞の分化マーカーの発現に大きな影響を及ぼすことが明らかとなった。
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Research Progress Status |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(10 results)
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[Journal Article] Periodontal Regeneration by Allogeneic Transplantation of Adipose Tissue Derived Multi-Lineage Progenitor Stem Cells in vivo.2019
Author(s)
Venkataiah, VS., K. Handa, MM. Njuguna, T. Hasegawa, K. Maruyama, E. Nemoto, S. Yamada, S. Sugawara, L. Lu, M. Takedachi, S. Murakami, H. Okura, A. Matsuyama, M. Saito.
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Journal Title
Sci Rep.
Volume: 9
Pages: 921
DOI
Peer Reviewed / Open Access / Int'l Joint Research
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