2018 Fiscal Year Annual Research Report
Development of program to prome and continue physical activity using mobile device for children with cancer
Project/Area Number |
16H05590
|
Research Institution | Shukutoku University |
Principal Investigator |
小川 純子 淑徳大学, 看護栄養学部, 教授 (30344972)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊藤 奈津子 淑徳大学, 看護栄養学部, 講師 (00340117)
河上 智香 東邦大学, 看護学部, 准教授 (30324784)
鵜野 澄世 淑徳大学, 看護栄養学部, 助教 (40782967)
田村 恵美 埼玉県立小児医療センター (臨床研究部), 未登録, 技師 (60755239)
竹之内 直子 地方独立行政法人神奈川県立病院機構神奈川県立こども医療センター(臨床研究所), 臨床研究所, 主任看護師 (70314490)
|
Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2021-03-31
|
Keywords | 小児がん / 身体活動 / モバイル機器 |
Outline of Annual Research Achievements |
[入院中と退院後の小児がん患児の身体活動の実態と身体への影響の調査] 入院中の小学5年生以上中学生以下の小児がん患児30名を対象に、入院中と退院後の身体活動の実態と活動の身体への影響について調査を計画したが、現在3名の患者のデータのみの収集に留まっている。手首での測定であり、データが適切に収集できていない時間帯もあり、基準として使用するには限界がある。現時点の結果では、入院中の小児がん患児の脈拍の変動が大きかったのは、プレイルームで他児とゲームをしている時とリハビリでエルゴメータを用いた運動をした時であったが、約30%程度の上昇にとどまっていた。今後もデータ数を増やしていく。
[スマートフォン用のアプリケーションの開発] 昨年に引き続き、専門家会議と、入院中の小児がん患児の意見を取り入れ、「入院中の小児がん患児の活動促進」に向けたアプリケーションの開発をすすめた。昨年度作成した基盤に加え、子ども達の動機づけとなるモンスター獲得などのご褒美や、施設を超えて競争できる仕組みづくりを検討した。プレテストの過程で当初の予測に反し、登録方法と個人情報セキュリティの問題が判明した。入院中の小児がん患者を対象とするため、臨床で用いやすいことも重要である一方で、子ども達の個人情報の保護も保障する必要がある。そのため、登録方法や個人セキュリティのアクセス権の種類と配布方法などの再検討に時間を要した。次年度は試行できるように、開発を進めていく。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
[入院中と退院後の小児がん患児の身体活動の実態と身体への影響の調査]においては、病院での倫理審査に時間を要したことや、入院中の患者に対象となる年齢の児童が少なかったことによるデータ収集の遅れが生じている。 また、[スマートフォン用のアプリケーションの開発]においては、登録方法や個人セキュリティのアクセス権の種類と配布方法などの再検討に時間を要したことが原因である。
|
Strategy for Future Research Activity |
[入院中と退院後の小児がん患児の身体活動の実態と身体への影響の調査]におけるデータ収集は、予定通り進んでいないため、どのような活動が入院している小児がんの子どもの過剰な負荷になるか、は明らかになっていない。しかし、リハビリ科の医師と理学療法士の協力を得られているため、入院しているている小児がんの子どもにリスクがない運動レベルを設定することはできると考えている。 また、[スマートフォン用のアプリケーションの開発]においては次年度には完成するため、試行に向けて臨床の協力を得ながら進めていく。
|
Research Products
(2 results)