2017 Fiscal Year Annual Research Report
学習科学を応用したイノベーティブな教育の理論と方法に関する国際調査研究
Project/Area Number |
16H05635
|
Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
山口 悦司 神戸大学, 人間発達環境学研究科, 准教授 (00324898)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
坂本 美紀 神戸大学, 人間発達環境学研究科, 教授 (90293729)
稲垣 成哲 神戸大学, 人間発達環境学研究科, 教授 (70176387)
大島 純 静岡大学, 情報学部, 教授 (70281722)
益川 弘如 聖心女子大学, 文学部, 教授 (50367661)
大島 律子 静岡大学, 情報学部, 教授 (70377729)
村山 功 静岡大学, 教育学部, 教授 (40210067)
望月 俊男 専修大学, ネットワーク情報学部, 准教授 (50379468)
北澤 武 東京学芸大学, 教育学部, 准教授 (80453033)
大浦 弘樹 東京工業大学, 教育革新センター, 特任准教授 (90466871)
河崎 美保 静岡大学, 教育学部, 准教授 (70536127)
河野 麻沙美 上越教育大学, 大学院学校教育研究科, 准教授 (00539520)
|
Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
Keywords | 学習科学 / イノベーティブな教育の理論と方法 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は,海外の先端的な研究拠点を組織的・体系的に調査し,学習科学を応用した最新の教育の実情を解明し,世界をリードする将来の人材を輩出できる我が国の教育の実現に貢献することである.具体的には教育工学などの関連諸領域および学習科学を専門とする研究者が共同し,以下の3点を調査する.(1)学習科学を応用したイノベーティブな教育の理論と方法,(2)学習科学応用型の教育理論と教育方法を導入した先端的な実践事例,(3)学習科学応用型の教育理論と教育方法を活用できる人材育成(教師・指導者育成). 当該年度における研究実績は,次の通りであった.(a)全体会議:全体会議を実施し,調査内容・方法について協議した.(b)文献調査:本年度の調査内容に関係する文献をレビュー・データベース化し,実践事例の分類枠組み,人材育成の種類・特性の整理軸を設定した.(c)海外調査:海外の現地調査を実施した.平成29年度の調査内容については,前年度の調査結果に基づいて,各研究拠点と連携しながら先端的な実践事例を収集した.事例収集に際しては,ビデオ記録に加えて,学習科学の研究成果の利用者の観点からの評価を得るために,教員や学生などへの面接調査を実施した.この調査の実施については,研究代表者・研究分担者と連携関係にある海外共同研究者を通じて各研究拠点から内諾を得ていた.(d)調査結果の分析:調査結果を総合し,先端的な実践事例や人材育成に関する現状と課題を解明した.各研究拠点の研究成果を比較・統合した上で,我が国の教育への導入可能性を明らかにした.(e)成果発表:2017年度日本教育工学会第3回研究会(東北学院大学),平成29年度第6回日本科学教育学会研究会(東京学芸大学)において研究成果を報告した.
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
交付申請書に記載した研究目的については,平成29年度については順調に達成されている.海外調査や調査結果の分析も順調であり,成果も一定程度のものが蓄積されているからである.
|
Strategy for Future Research Activity |
平成30年度も当初の予定通り,全体会議,文献調査,海外調査,調査結果の分析,研究成果発表を実施する.
|
Research Products
(4 results)