2019 Fiscal Year Annual Research Report
東アジアにおける重層的サブリージョンと新たな安全保障アーキテクチャ
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16H05700
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
多賀 秀敏 早稲田大学, 社会科学総合学術院, 教授 (30143746)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
柑本 英雄 日本大学, 法学部, 教授 (00308230)
大津 浩 明治大学, 法学部, 専任教授 (10194200)
中山 賢司 創価大学, 法学部, 准教授 (10632002)
若月 章 新潟県立大学, その他, 非常勤講師 (20290059)
吉川 健治 東洋英和女学院大学, 国際社会学部, 教授 (30512727)
福田 忠弘 鹿児島県立短期大学, その他部局等【文学科(日本語日本文学専攻、英語英文学専攻),生活科学科(食物栄養専攻、生活科学専攻),商経学科(経済専攻、経営情報専攻),第二部商経学科】, 教授 (50386562)
小松 寛 千葉大学, 大学院社会科学研究院, 特任研究員 (50546314)
五十嵐 誠一 千葉大学, 大学院社会科学研究院, 准教授 (60350451)
佐渡友 哲 日本大学, 法学部, 教授 (80178798) [Withdrawn]
臼井 陽一郎 新潟国際情報大学, 国際学部, 教授 (90267451)
森川 裕二 長崎大学, 多文化社会学部, 教授 (90440221)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 東アジア / 重層的サブリージョン / 地域アーキテクチャ / 新しい地域主義 / 非伝統的安全保障 / 国境 / マルチ・スケール |
Outline of Annual Research Achievements |
2019年度は、和文書籍『東アジアの重層的サブリージョンと新たな地域アーキテクチャ』(勁草書房)の刊行に注力した。本書は前年度に刊行した The New International Relations of Sub-regionalism (Routledge)で積み残した課題に対する研究成果である。具体的には、サブリージョンの中でもスケールが小さいミクロリージョン(小地域)が持つ政治力学の探求を目的とした。東アジアでは1980年代後半以降、多様なミクロリージョンが重層的に形成されてきた。この重層的に形成されるサブリージョン群を分析対象として、サブリージョンが東アジアの地域秩序に与える影響を明らかにすることが狙いである。 本書では多様な形態をとるサブリージョンの国際関係的効用を、「サブリージョンのボトムアップ局面」「サブリージョンと国家戦略・国家間関係」「サブリージョンと国境」「マルチ・スケール分析」という4つのアスペクトから考察し、サブリージョン研究の新たな分析視角と課題を抽出した。 章立てと担当は以下の通りである。序章 東アジアの重層的サブリージョン(五十嵐誠一)、第1章 海域アーキテクチャの中の「東アジア」(佐藤幸男)、第2章 中朝国境地域におけるサブリージョン形成の可能性(佐渡友哲)、第3章 北東アジアサブリージョン開発におけるロシア(堀内賢志)、第4章 サブリージョンと移民(宮島美花)、第5章 環日本海圏におけるサブリージョン協力と竹島/独島領有権紛争(中山賢司)、第6章 沖縄県の自治体外交によるサブリージョン形成と安全保障の可能性(小松寛)、第7章 武力紛争と地域(峯田史郎)、第8章 サブリージョンにおける欧州地域協力連合体の法的性格(大津浩)、第9章 EUの近隣諸国政策におけるCBC(髙橋和)、第10章 南部アフリカのミクロリージョナリズム(笹岡雄一)。
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Research Progress Status |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(15 results)